岡山大学の挑戦
2025-05-07 23:51:28

岡山大学が推進する“人機一体”の研究環境整備に期待が高まる

岡山大学が取り組む研究機器の共用体制



2025年4月30日、岡山大学は「研究機器の共用の体制・整備等の強化に関するタスクフォース」(通称:チーム共用)の初会合をオンラインで開催しました。このタスクフォースは、これまでの「機器共用推進本部」を引き継いで設立され、全学的な運用を目指しています。新たな組織体制の下で、技術職員と研究機器の一体的な運用を推進し、効率的かつ効果的な研究基盤の構築を図ります。

タスクフォース設立の背景



岡山大学は、文部科学省の兵庫県立大学をはじめとした地域中核の研究大学として、採択された「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に基づき、研究基盤の強化をさらに進めています。タスクフォースの設立は、その一環として、技術職員の能力向上も含めた新たな取り組みであり、全学体制での協力が不可欠です。

タスクフォースの目的と作業内容



タスクフォースでは、各部門の役割を見直し、今後の具体的な取り組みを議論しました。岡山大学の研究基盤の強化は、単に研究力向上やイノベーション創出にとどまらず、外部利用の促進や新たなコラボレーションの創出、資金の獲得など、経営的な観点からも重要視されています。特に、利用者の利便性を重視し、学内外のワークフローを改善していくことが求められます。

“人機一体”の理念



タスクフォース長であり、総合技術部の上級URAを兼任する佐藤法仁副理事は、「教育研究系技術職員の組織である総合技術部が創部されて3年目となり、研究基盤の強化が着実に進展している」と述べています。彼は、研究部門と総合技術部の間の連携を強化し、従来の縦割り型の見方から脱却する必要性を強調しました。研究基盤は大学運営の根幹であるとの「当事者意識」を持ち、大学全体での取り組みが求められています。

今後の計画と期待



これからの活動では、革新的な研究環境を目指し、「人と機器」がお互いに相乗効果を生む体制を築いていくことが重要です。地域中核の大学として、岡山大学の挑戦に期待が高まります。研究機器の共用体制の整備が進むことで、新たな知見の創出や共同研究の進展が期待され、地域社会への貢献も併せて強化されることでしょう。

さらに、岡山大学はSDGsの達成にも取り組んでおり、持続可能な社会への貢献にも力を入れています。これらの活動は、大学の総合的な研究機関としての地位を確立する助けとなるでしょう。

まとめ



岡山大学のタスクフォースによる研究機器の共用体制の強化は、特に地域における研究力の向上に大きく貢献することが期待されています。今後の進展に注目が集まります。研究基盤の強化を通じて、岡山大学は新たなイノベーションの創出に向けた一歩を踏み出しました。


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岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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