福岡とバンコクのスタートアップ交流プログラムとは
福岡県とタイのバンコク都は、今から17年前の2006年に友好関係を築いて以来、さまざまな分野での交流を深めてきました。その結実として、この度「福岡県・バンコク都スタートアップ交流プログラム」がスタートします。このプログラムは、タイの有望スタートアップ企業を福岡に招聘し、地域の企業とのマッチングを促進することを目的としています。
背景と目的
本プログラムは、福岡県知事の服部誠太郎氏が推進する「海外スタートアップ誘致促進事業」の一環であり、Plug and Play Japanがその運営を担います。具体的には、以下の3つの目的を掲げています。
1. 福岡とバンコクの経済交流をさらに活発化させること。
2. 両地域のスタートアップエコシステムを形成し、相互交流を通じてスタートアップの海外展開を促進すること。
3. 福岡県内の金融機関や投資家とタイのスタートアップとのビジネスマッチングを実施すること。
プログラムの概要
本プログラムでは、特に注目されるタイのスタートアップ9社が参加する「GLOBAL CONNECT SPARK DAY」というピッチイベントが開催されます。このイベントでは、各スタートアップが自社のビジネスモデルや技術を紹介し、福岡県内の企業や投資家とのネットワーキングを行います。
実際に参加するスタートアップには、ARを活用したナビゲーション技術を提供するGraffity Technologies、AIを活用した片頭痛ケアプラットフォームを展開するSmile Migraine、工場のDXを支援するSystem Stoneなどが名を連ねています。これらの企業と福岡の企業との新たなコラボレーションが期待されます。
参加企業の募集
現在、福岡県や九州地域に拠点を置く企業で、タイスタートアップとの協業に関心のある企業を対象に、参加企業を募集中です。プログラム中には、英日通訳が提供されるため、言語の壁を気にせず参加できるのも大きなポイントです。
イベントは2026年2月5日に福岡市のONE FUKUOKA BLDGにて開催予定で、交流会も併せて行われます。参加申し込みは、指定されたウェブサイトから行うことができます。
Plug and Play Japanの役割
Plug and Play Japanは、スタートアップと大企業の橋渡しをするオープン・イノベーションプラットフォームであり、これまでに1,000社以上のスタートアップを支援してきました。彼らの知見を駆使し、福岡県や九州地域の産業振興とイノベーション創出に寄与することが目指されています。
まとめ
福岡県とバンコクの交流はこれからも続き、スタートアップエコシステムのさらなる発展が期待されます。このプログラムが、多くの企業にとって新たなビジネス機会をもたらすことを願っています。企業の皆様は、この絶好の機会を活かして、国際的な交流を推進していきましょう。