国際バカロレア推進シンポジウム：未来を育む教育への挑戦

国際バカロレア推進シンポジウムのご案内

文部科学省IB教育推進コンソーシアムは、国際バカロレア（IB）教育の深化と普及を目指し、2025年8月23日（土）にオンラインで「第11回国際バカロレア推進シンポジウム」を開催します。このイベントは、IB教育に関心を持つ教育関係者や生徒、保護者を対象に、IB教育が子どもたちに与える影響や実践方法について、様々な切り口から情報を提供することを目的としています。

シンポジウムの趣旨

「国際バカロレア教育で生きる力を育もう！IBの学びをすべての学校へ～好事例から学ぶ実践のヒント～」というテーマを掲げ、IB教育が子どもたちの「生きる力」をいかに育むのか、その具体的な方法や成果について議論します。特に、IBを未導入の学校でも取り入れられる教育手法や考え方について、実際の事例を通じて明らかにします。このシンポジウムでは、授業実践報告や卒業生による座談会も行われ、多角的な視点での理解が深められます。

参加方法と概要

参加は無料で、全国どこからでもアクセス可能です。開催方法はZoomを利用し、日本国内外の参加者が集う機会となります。多くの学校や教育委員会、地域団体、保護者、生徒が参加できるように、幅広いターゲットに向けた内容が用意されています。

シンポジウムのプログラム

シンポジウムの内容は以下の通りです：

- 開会の挨拶（9:30～9:45）

平山直子氏（文部科学省大臣官房国際課長）等による挨拶で幕を開けます。

- 基調講演（9:45～10:30）

「これからの時代に向けて、子どもたちが身につけるべき力や資質とは何か」との講演が行われます。講師は小林りん氏（UWC ISAK Japan代表理事）です。

- 調査報告（10:30～11:30）

IBの教育効果に関する調査結果が藤田晃之氏（筑波大学）より発表されます。

- 修了生による座談会（11:30～12:30）

「IBで学んだこと」と題し、卒業生たちが自らの経験を語ります。

- 分科会（13:30～15:20）

幼保施設や中高連携の実践事例が報告され、未導入校向けのアプローチについても議論される時間が設けられます。

国際バカロレアとは

国際バカロレア（IB）は、スイス・ジュネーブに本部を置く国際バカロレア機構（IBO）によって提供される、国際的に認知された教育プログラムです。このプログラムは、PYP（初等教育）、MYP（中等教育）、DP（ディプロマ）、CP（キャリア関連）を含む4つの教育課程を通じて、探究心、知識、思いやりといった価値を育み、様々な文化を理解し尊重することでより良い世界の実現に貢献できる人材を育成します。このシンポジウムを通じて、IBの理念が多くの学校に広まることが期待されています。

本シンポジウムの詳細やお申し込みについては、こちらから確認できます。 IBOとの連携もあり、多彩なプログラムで皆様のご参加をお待ちしております。