新潟のスタートアップ支援プログラム「InnoLaboNIIGATA」始動！

エスイノベーション株式会社とKDDI株式会社は、新潟県における新規事業創出を目指し、事務局伴走型のプログラム「InnoLaboNIIGATA -Side S-」を2024年8月21日より開始することを発表しました。このプログラムでは、地域パートナー企業とスタートアップが共に協力し、新たなビジネスアイデアや技術の実現を図ります。

新潟県では、長年にわたり地域を支えてきた中核企業が抱える課題に対し、新しい技術を持つスタートアップとの共創を通じてイノベーションを促進する取り組みが行われています。エスイノベーションとKDDIは「InnoLaboNIIGATA produced by KDDI」(INST)プログラムを運営し、定期的にイベントを開催してスタートアップと地元企業のマッチングを図ってきました。このたび新たにスタートする「InnoLaboNIIGATA -Side S-」はその延長線上にあり、さらに具体的な支援が提供されることになります。

本プログラムでは、エスイノベーションとKDDIが事務局として協力し、地域企業とスタートアップの協業を具体的に推進します。ヒアリングを通じてニーズを把握し、共創案の提案、ノウハウの共有などを行い、新潟県内での成功事例を生み出すことを目的としています。

参加企業から提示された共創テーマに基づいて、スタートアップの募集が行われます。具体的には、日本精機がモビリティ分野以外でのヘッドアップディスプレイ技術の活用を模索し、東日本旅客鉄道が新潟エリアでの地方創生を目指すプロジェクト、明治安田生命が地域活性化と健康寿命の延伸に取り組むための共創を促していきます。

このプログラムは、すべてのスタートアップ法人を対象としており、エントリーは分野や業種を問わず受け付けられます。参加企業ごとに特定の要件が存在するものの、幅広い分野からの応募が期待されています。スケジュールとしては、2024年8月21日にスタートアップの募集が開始され、その後面談・選考が行われ、協業先が9月下旬に決定予定です。選定されたスタートアップは、2024年10月から翌年の2月まで検証期間を経て、成果報告会が開催されます。

プログラムの一環として、参加企業による事業紹介プレゼンテーションも計画されています。参加予定のスタートアップ向けに、各社の担当者が事業内容と共創テーマについて説明を行い、質疑応答の時間やネットワーキングの機会も用意されています。このプレゼンテーションは2024年9月5日にCIC Tokyoで行われ、オンライン参加も可能です。

新潟の地域振興に向けたこの取り組みは、新たな技術とビジネスアイデアを持つスタートアップにとって、大きなチャンスとなるでしょう。新潟県での事業共創の場がどのように進化するのか、今後の動きが期待されます。

詳細については、プログラムの公式ウェブサイトをご覧ください。新潟県の未来を共に切り拓くスタートアップの参加を待っています。