福岡県古賀市で行われた「ロシュ ゆめいろシューズプロジェクト」
2023年7月5日、福岡県古賀市において、ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社が主導する「ロシュ ゆめいろシューズプロジェクト」のワークショップが開催されました。このイベントは、NPO法人福岡子どもホスピスプロジェクト及び福岡療育支援センターいちばん星の協力のもと、療養中の子どもたちとその兄弟姉妹を応援するための取り組みです。
プロジェクトの背景
「ロシュ ゆめいろシューズプロジェクト」は、2020年に始まりました。このプロジェクトの目的は、病気と闘う子どもたちが、自分自身でデザインした特別なシューズを身につけることによって、自信と希望を与えることです。これまでにオンラインや少人数中心のワークショップが行われてきましたが、今年は特に家族が集うイベントとしての形を取りました。会場の「いちばん星」には、23組の家族が参加しました。
ワークショップの内容
参加者たちは、アプリを使って、兄弟姉妹や家族とともにシューズのデザインに挑戦しました。各自が思い思いの色や絵を加え、創造力を存分に発揮しました。参加した子どもたちは「シューズが出来上がるのが待ち遠しい!」や「皆で一緒に参加できたのが良かった」と楽しむ様子が伺えました。
また、いちばん星の看護師や福岡子どもホスピスの専門家のサポートによって、医療的な配慮が必要な子どもたちも安心して活動に取り組むことができました。ボランティアスタッフとも和やかな雰囲気で交流し、笑顔で溢れる素敵な時間を過ごすことができました。
シューズの配送と今後の展望
完成した子どもたちのデザインしたシューズは、今夏中に各家庭に届けられる予定です。ロシュは今後も、社会貢献活動を通じて、子どもたちの笑顔を増やすための取り組みを継続していく構えです。
ロシュの取り組み
ロシュは、子どもたちが明るい未来を持つために、様々なチャリティ活動を展開しています。日本国内でも「ロシュ ゆめいろシューズプロジェクト」を通じ、がんや難病治療に取り組む子どもたちを支援しており、これまでに300足以上のシューズが届けられています。これらの活動は、ロシュ社員の寄付によって成り立っています。
参加団体の活動内容
福岡子どもホスピスプロジェクトは、2014年に設立され、重い病を抱える子どもとその家族へ向けた支援活動を行っています。2024年12月には、土日限定の仮施設を開設予定で、様々なイベントや教育活動を通じて、地域でのほっとひと息できる居場所作りを目指しています。また、福岡療育支援センターいちばん星は、障がいを抱える子どもたちとその家族に寄り添い、地域で自分らしく生きるサポートを行っています。
ロシュのような企業との協力により、これらの活動は今後一層広がりを見せていくことが期待されています。子どもたちの未来には、明るい可能性が溢れています。