新たな店頭プロモーションの提案
ウエルシア薬局とロッテのロングセラーブランド「雪見だいふく」がコラボレーションした新しいプロモーションが注目を集めています。株式会社ロケットによるこの施策は、店頭での広告接触から購買行動を自然に結びつけるための新しいマーケティングモデルとして実施されました。これは、消費者の記憶や情緒を刺激し、無意識のうちに購買へと導くことを目的としています。
背景:「思い出のあるブランド」が持つ力
「雪見だいふく」は、44年の歴史を持つ製品で、多くの人々にとって特別な記憶と結びついています。一方、小売業界では、消費者の認知は高まっているものの、実際に店舗に足を運ぶときにその商品のことを思い出せないという課題が存在しています。購入の際には、単に価格や陳列状況だけでは選ばれにくく、多くの競合商品が存在する中で、どう差別化を図るかが重要です。
このような背景の中、本施策では来店動線上の「インパクトゲート」を活用し、来店者が「雪見だいふく」を思い出す瞬間を設計しました。その結果、顧客を思い出し、スムーズに購入まで導く効果が期待されます。
施策概要:感情を引き出すプロモーション
今回のプロモーションはウエルシア薬局の来店動線に設置された「インパクトゲート」を活用しています。そこには「雪見だいふく」の魅力を最大限に表現したクリエイティブが掲出され、顧客の目を引きます。
主な施策内容には以下が含まれます:
- - 雪見だいふくのパッケージやアイコンを前面に押し出したインパクトゲートの装飾
- - 「いらっしゃいませ。店内アイス売り場で待っています。」というコピーで、売り場を名指しし、来た瞬間に「今すぐ買える商品」としてのイメージを確立
- - インパクトゲートを通過することで来店者の意識を冷凍ケースへ直接向ける設計
このように、広告接触から売り場への道筋を明確にし、購入の意思決定を店頭で完結させるアプローチを取っています。
POCの特長:感情価値の訴求
このPOC(概念実証)の最大の特徴は、広告を「情報」としてではなく、「記憶のトリガー」として設計している点です。来店の瞬間に接触することで購買意欲を刺激し、ブランドの持つ感情的な価値を前面にアピールしています。また、広告の枠を超えて、店舗什器そのものをメディア化し、棚前施策を補完するという新しいアプローチも試みられています。
「インパクトゲート®」の機能と効果
「インパクトゲート®」とは、店舗の入口に設置される防犯ゲートを広告メディアとして活用するもので、全国の店舗で3.6億回以上もの接触を実現しています。このメディアは、購買意欲が高い消費者にリーチし、「認知 → リマインド → 購買誘導」の流れを作り出します。その結果、消費者にとって自然な購買の動線が形成されています。
現在、このシステムはウエルシア薬局をはじめとする8大手ドラッグストアで導入されており、国内最大級のリテールメディアネットワークを目指して拡大中です。
最後に
株式会社ロケットは今後も、店頭の価値創造をテーマに、リテールメディアの新たな可能性を追求し続けます。私たちは、人の心が動く瞬間を生み出し、日常の小さな喜びや感情の揺らぎを大切にしながら、「感動」を届けていくことを目指しています。