定山渓温泉街の新たな移動体験が始まる
2023年9月1日から札幌市の定山渓温泉街で、BRJ株式会社が次世代モビリティを利用した新しい観光回遊促進プロジェクト「定山渓回遊モビリティ実証事業」がスタートしました。この取り組みは、観光客の回遊性を高め、地域経済を活性化することを目的としています。
背景と目的
定山渓温泉街には多くの景勝地や飲食店がありますが、これらのスポット間の移動には必ずしも利便性が良いとは言えない現状があります。特に公共交通機関には限界があり、これは観光客にとって不便な点です。このような課題を解消するために生まれたのがこの実証事業です。
BRJ株式会社は、観光客が快適に、そして楽しい移動体験を通じて地域を満喫できるよう、「三輪電動シートボード」を使った移動サービスを提供します。これにより、バスや主要施設からの「ラストワンマイル」を快適に乗り切ることが可能となります。
実証事業の詳細
- - 実施期間: 2026年9月1日(火)から11月30日(月)
- - 貸出時間: 8:00~19:00
- - 車両: 三輪電動シートボード(20台)
- - 料金: 30分500円、3時間1,500円(初回利用時は30分の無料クーポンあり)
- - ポート設置場所: 定山渓エリア内の6ヶ所
このサービスは16歳以上の利用者が対象で、特に免許は必要ありませんが、ヘルメットの着用が推奨されています。観光客はこれによって、インスタ映えするロケーションを快適に巡ることができ、滞在時間を延ばすことが期待されます。
『TOCKLE』の安全性への配慮
BRJ株式会社が提供する「TOCKLE」は、単なる移動手段ではなく、安全性にも配慮されています。地方の交通空白を埋めることを目的としており、地域の実情に合った運用法を採用しています。具体的な安全機能としては、ジオフェンシングによる危険区域への侵入防止や、夜間運用の禁止が挙げられます。これにより地域住民や観光客の安全を最優先に考えたシステムとなっているのです。
また、BRJ社は安全意識の啓発も重要視しており、定期的な点検や交通ルールテストを実施しています。利用者は、実施される安全講習会や試乗会を通じて、より安全に利用することができます。
他地域での導入状況
この取り組みは、既に他の自治体でも実績があり、東京都立川市、千葉県流山市、福岡市では導入されています。また、山梨県や佐賀県など追加の地域でのテストも進行中です。このような活動を通じて、地方公共交通の未来を切り開こうとしています。
BRJ株式会社のビジョン
BRJ株式会社は「人と街に感謝される未来の公共交通を創る」というビジョンをもとに、次世代モビリティの様々な事業を展開しています。社長の宮内は、物流トラックのドライバーとしての経験を活かし、安全を最も重要視した事業運営を行っています。これにより、地域社会の交通問題解決に寄与し、観光にともなう地域経済への良い影響を与えることを目指しています。
新たな移動手段を体験できる定山渓温泉街の取り組みは、今後の観光業や地域経済にとって大きな一歩となるでしょう。