2025年度新制度:世界遺産検定の表彰制度が変わる!
2025年度、NPO法人世界遺産アカデミーが文部科学省の後援のもと実施する「世界遺産検定」の表彰規定が一新されることが発表されました。この改革により、全級の受検者の学習成果を広く称賛する方向に進化し、受検者にとっての励みとなることが期待されています。
表彰制度の変更点
これまで、1級合格者のみが対象だった「文部科学大臣賞」が全級の優秀者にも拡大されるほか、協賛団体の株式会社マイナビによる「マイナビ賞」や新たに後援に加わった毎日新聞社による「毎日新聞社賞」も新設されます。これによって、合計5つの賞が設けられ、幅広い層の受検者や団体が評価される機会が増えます。
各賞の受賞者は年間を通じて約20名および団体に上り、これまで以上に努力した受検者たちの達成感や活躍を称える場面が増えることでしょう。
各賞の詳細
新設された賞は以下のように分類されています:
文部科学大臣賞
- - 個人部門:マイスター、1級、準1級、2級、3級、4級から最高得点者が選ばれ、該当者が複数いる場合は年齢によって最年長または最年少者が受賞。
- - 団体部門:特に優秀な団体が選ばれ、受検級や認定率、得点率を総合的に評価されます。
マイナビ賞(新設)
- - 個人部門:最年少者に授与。
- - 団体部門:中学・高校のなかから選ばれます。
毎日新聞社賞(新設)
- - 個人部門:最年長者に授与。
- - 団体部門:大学・専門学校の中から優秀な団体が選ばれます。
世界遺産アカデミー賞
- - 個人部門:1級の合格回数に応じた特定の回数で授与されます。
団体特別賞
- - 文部科学大臣賞や新設賞の基準には達しないが特に顕著な学習効果が見られた団体に贈られます。
世界遺産検定の意義
このような表彰制度の改革は、世界遺産を学ぶ意義を深く受検者に問いかけ、さらなる学び続ける動機となることでしょう。世界遺産検定は、2006年にスタート以来、累計で35万人以上が受検し、20万人以上が認定されています。受検者層は子どもからシニアまで幅広く、受検によって得られる知識は旅をより豊かにし、教養を深める大きな資源となっています。
2024年7月からは新たに準1級が加わるなど、ますます充実した構成を見せる世界遺産検定。その公式発表によれば、授業や大学入試への優遇措置も検討されており、教育機関でも注目を集めています。
受検者の皆様が楽しみながら学び続け、世界遺産の深い理解を得ていくことで、さらなる文化融合の促進が期待されます。今後の世界遺産検定の展開に目が離せません。