歯と口の健康を守るための新たな一歩
2024年10月1日、東京都多摩市で公益社団法人東京都八南歯科医師会多摩支部と株式会社ロッテが「市民の歯と口の健康づくりの推進に関する連携協定」を締結しました。この取り組みは、多摩市が目指す「いつまでもおいしく食べ、誰もが笑顔でいられるまち」の実現を支援するためのものです。
協定締結式の内容
この協定の締結式は多摩市役所で行われ、出席したのは多摩市の須田雄次郎副市長、東京都八南歯科医師会多摩支部の浅井英夫支部長、ロッテ執行役員の髙崎誠司氏です。彼らは、協定を締結することで、市民の健康意識の向上を目指しています。特に、「噛むこと」の重要性を強調し、正しい知識を普及することが協定の重点テーマとなっています。
協定の主要内容
具体的には、次のような活動が予定されています:
- - 歯と口の健康づくりの推進:市民に対して歯と口腔の健康に関する情報を提供し、健康維持を支援します。
- - 「噛むこと」の重要性の啓発:噛む力が人々の健康に及ぼす影響についての教育を行います。
- - 口腔機能の維持と向上:口腔機能の獲得、維持、向上に向けた情報発信やワークショップを実施します。
- - 災害時の支援:災害発生時における物資提供や被災者支援についても協力します。
ロッテの役割
ロッテは、1948年の創業以来、食を通じての健康づくりに注力してきました。特に「噛むこと」と「キシリトール」を活用した健康製品を通じて、人々の口腔の健康をサポートしています。今回の協定締結を機に、ロッテは多摩市における健康プロジェクトにさらに貢献する意向を示しています。
髙崎誠司氏のコメント
ロッテの髙崎誠司氏は協定に関して、「健康寿命の延伸を図り、全世代にわたる健康づくりを推進したい」とコメントしました。具体的には、オーラルフレイル対策から幼児期のむし歯予防まで、広範な年齢層を対象とした取り組みが計画されています。
また、災害時の健康被害を軽減するため、口腔の健康を守るためのツールを提供することも約束しています。
オーラルフレイルとは?
最近注目されている「オーラルフレイル」とは、口の機能が衰えることを指します。この状態を放置すると、栄養のバランスが崩れ、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。特に高齢者においては、オーラルフレイルが身体機能の低下や要介護認定のリスクを高めることが示されています。
結論
多摩市とロッテ、東京都八南歯科医師会多摩支部の協力により、地域全体の歯と口の健康が向上し、より良い生活が提供されることが期待されます。今後の活動から目が離せません。