阪急阪神不動産、テキサス州アービング市の賃貸住宅を取得
阪急阪神不動産株式会社は、アメリカの現地法人であるHankyu Hanshin Properties USA LLCを通じて、テキサス州アービング市に位置する賃貸住宅「801 LasCo」を取得しました。この物件は、同社のアメリカにおける事業の第5号案件となります。
物件の概要
本物件は2018年に完成した地上4階建てで、422戸を有する賃貸住宅です。アービング市は、ダラス都市圏に含まれ、近年の人口増加や高い雇用率、世帯所得の増加などから、住宅需要が急増しているエリアです。本物件は、オフィス等の勤務先が近接しているだけでなく、飲食店などの生活施設も充実しており、立地条件に恵まれています。
当社は、今後リノベーションを通じて本物件の価値向上に努める方針です。地域の好条件により、安定的な稼働が期待されています。特に、テキサス州は、今後も労働市場や住宅市場の成長が見込まれており、それに伴った投資機会が増加しています。
アメリカにおける進展
阪急阪神不動産は2022年に現地法人を設立以来、シアトル市、フェニックス市、レントン市、マッキニー市で賃貸住宅事業に参画してきました。今回の物件取得により、アメリカにおける事業参加の幅がさらに広がります。
依然として近隣地域の需要が高まる中で、現地企業との提携を強化し、情報収集の体制を整えていく予定です。これにより、収益をさらに拡大させることを目指しています。
Hankyu Hanshin Properties USA LLCの業務
Hankyu Hanshin Properties USA LLCは、阪急阪神不動産の100%子会社として、アメリカにおける不動産事業全般を手がけています。主な業務には賃貸・売買・開発に加え、現地プロジェクトの進捗管理や市場調査、新たなパートナーの探索が含まれています。
こうした取り組みにより、阪急阪神不動産はアメリカ市場におけるプレゼンスを確立し、今後も多角的に事業展開を進めていく意向を示しています。
大阪本社の概要
阪急阪神不動産株式会社の本社は大阪市北区にあり、代表取締役社長は福井康樹氏です。資本金は124億円で、2024年3月期の売上高は1,363億円に達すると見込まれています。オフィス・商業施設の賃貸や不動産開発、仲介など幅広い事業を展開しており、約950名の社員が活動しています。
阪急阪神不動産は、今後もアメリカでの事業拡大を視野に入れながら、より良い住環境の提供を目指して邁進していくことでしょう。