海洋プラスチック問題を学ぶ宝探しイベント
2025年9月6日、7日、稲毛海浜公園のいなげの浜で「海辺の環境教室~マイクロプラスチック宝探し~」が開催されました。このイベントは、一般社団法人SAVE OUR BEAUTIFUL OCEANが主催し、日本最大級のビーチスポーツイベント「JAPAN BEACH GAMES FESTIVAL CHIBA 2025」の一環として行われました。海洋ごみの問題を広く知ってもらうための活動であり、特に子どもたちにとっては、実際に体験を通じて学ぶ貴重な機会でもありました。
イベントの内容
本イベントでは、まず最初に海洋ごみ問題に関する講義が行われました。参加者は、2050年には海の中の魚の数よりもプラスチックごみの方が多くなるという衝撃的な現実や、プラスチックが海洋生態系に与える影響について学びました。これにより、参加者は自身の生活の中でどのように意識を変えていくべきか考えるきっかけとなりました。ビーチスポーツという非日常的な空間で実施されたことで、環境問題がより身近に感じられたようです。
リーダーシップを取る講師たちが熱心に参加者に教えた後、ワークショップが開始されました。このワークショップでは、実際に海岸に出てマイクロプラスチックを探し集めるという活動が行われました。参加者たちは、海岸で拾ったマイクロプラスチックの量に応じて、会場内で使用できる飲食クーポンと交換することができ、まさに「マイクロプラスチック宝探し」と呼ぶにふさわしい体験でした。参加者の中には、拾ったマイクロプラスチックの多さに驚く様子や、海の美しさを守りたいという思いを新たにする姿が見られました。
参加した人々の声
参加したお母さんからは、予想以上に多くのプラスチックごみが見つかり、「子供と一緒にプラスチックごみについて考える良い機会になった」と嬉しい声が寄せられました。こうした声はイベントの目的である「海洋ごみを自分ごととして考える」ことを実現する手助けとなったことでしょう。
LOVE OUR BAY!海ごみゼロ! プロジェクト
このイベントは、一般社団法人SAVE OUR BEAUTIFUL OCEANが運営する「LOVE OUR BAY!海ごみゼロ! プロジェクト」の一環として行われました。団体は、海洋ごみの削減を目指し、清掃活動や啓蒙活動を実施しています。詳細は、公式ウェブサイト(
こちら)をご覧ください。
CHANGE FOR THE BLUE
また、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環として、このような取り組みが行われています。「CHANGE FOR THE BLUE」は、国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分のこととして捉え、全国規模で意識を高めることを目的としています。プロジェクトの詳しい情報は、公式ウェブサイト(
こちら)にて確認できます。
海と日本、そして未来のために、私たち一人一人が何をできるかを考えることが求められています。今後の「海辺の環境教室」にも大いに関心が寄せられることでしょう。