新型コロナ対策
2020-07-31 14:21:39

新型コロナウイルス対策の新たな切り札「Air Infection Block Plus」

医療現場を守る「Air Infection Block Plus」


新型コロナウイルスの影響で、医療機関ではクラスターが発生するケースが増加しています。このような事態を受けて、大気社は新たな移動式高性能バリアユニット「Air Infection Block Plus」(通称AIB+)を開発しました。AIB+は、病院や診療所において、簡単に設置できる設計で、医療従事者と患者の安全を守るための装置です。

開発の背景と目的


最近の新型コロナウイルス流行に伴い、医療従事者は感染リスクにさらされています。特に、診察や検体採取時におけるウイルス感染の危険性が指摘されています。大気社はこの課題に取り組むため、長年の空調制御技術を応用し、ウイルス感染防止を目的とした装置の開発に着手しました。AIB+は、医療従事者と患者の間に防護のバリアを作り出すことで、ウイルス感染リスクを低減させることを目指しています。

AIB+の技術の特長


AIB+は、エアカーテンを利用し、患者の呼気や咳が医療従事者に届かない仕組みを採用しています。双方向の空気の流れを遮断するだけでなく、特殊な溶菌酵素HEPAフィルターを搭載することで、ウイルスを不活化する効果も期待できます。このフィルターはウイルスのエンベロープを溶解することが可能で、ウイルスを物理的に撃退します。また、コンパクトなサイズで簡単に移動でき、設置も容易なため、医療現場での使用に非常に便利です。

さらに、AIB+は患者側での換気を促し、医療現場での汚染濃度を大幅に下げることができます。これは、医療従事者が積極的に患者サイドでの処置を行う場合にも有効で、感染リスクを最大で91%低減できるという試算も出ています。さらに、中央開口部の透明樹脂パネルは、医療従事者が処置に応じて開口部を調整できるため、作業の効率も向上します。

環境への配慮


大気社は、環境への負荷低減を常に考慮して製品を開発しており、AIB+もその例外ではありません。このユニットにより、部屋全体の換気回数を増加させることができ、室内の空気をより清浄に保つことが可能です。これにより、感染リスクを低減するだけでなく、より快適な医療環境を提供します。

まとめ


AIB+は、大気社がこれまで培った技術を駆使して開発された移動式高性能バリアユニットです。医療現場における新型コロナウイルス対策の重要な一手として期待されています。今後ますます需要が高まる医療用感染防止装置として、AIB+は多くの医療機関で導入され、医療従事者と患者が安心して治療を受けられる環境を提供することでしょう。

株式会社大気社について


株式会社大気社は、エネルギー、空気、水に関する先進的な技術を持つエンジニアリング企業です。100年以上の歴史を誇り、環境負荷の低減を主軸にした様々なソリューションを提供しており、今後も社会に貢献する製品の開発に取り組んでいくことでしょう。

会社情報

会社名
株式会社 大気社
住所
東京都新宿区西新宿8-17-1住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
03-3365-5320

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