万博とAI救急医療
2025-09-09 09:20:15

万博に向けて最先端AI導入!救急医療の現場が変わる

2025年大阪・関西万博に向けた最先端AIの実用化



2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、大きなイノベーションが医療界で進行しています。特に、外傷患者のCT診断を支援するAI技術が導入され、現場での実践検証がスタートしたのです。このプロジェクトは、大阪産業局と大阪市の連携によって進められ、スタートアップ企業などが集う画期的な取り組みの一環です。

万博の舞台裏を支えるHeCNOS AWARD



この取り組みは、「HeCNOS AWARD(ヘクノス・アワード)」と名付けられており、スタートアップや大学研究者の創出した製品やプロトタイプが大阪・関西万博で展示・実装されることを目指しています。2023年にはこのアワードが開催され、受賞者の中から選ばれたスタートアップが実際に万博で最先端技術を展示する機会を得ました。

具体的には、2025年の6月24日から7月7日まで、ヘルスケア分野とカーボンニュートラル分野に特化したスタートアップが参画し、特筆すべき技術が大阪ヘルスケアパビリオンに展示される予定です。

株式会社fcuroとERATSの導入



今回、特に注目すべきは、HeCNOS AWARDに参加していた株式会社fcuroの全身検索型画像診断AI「ERATS(ER automated triage system、通称イーラツ)」が、大阪急性期・総合医療センターにて実際に導入されることが決まった点です。これは世界初の試みであり、AI技術が救急医療の現場でどのように役立つのか、その効果を期待させます。

先日、大阪急性期・総合医療センターで行われた記者会見では、同センターの高度救命救急センター長である藤見聡氏と、株式会社fcuroの代表取締役CEO 岡田直己氏がそれぞれの期待を語りました。

彼らは、ERATSが診断の精度を向上させ、迅速な治療に繋がることを目指しており、患者の生存率向上にも寄与するとしています。また、AIが冗長な作業を減らすことで、医療従事者がより多くの時間を患者ケアに向けることができるようになると期待されています。

社会実装への道のり



さらに大阪産業局は、今後も他のスタートアップに対してもHeCNOS AWARDを通じて社会実装をサポートし、研究シーズや技術のビジネス化を進めていく方針です。これは単に新たな医療技術を世に出すだけでなく、大阪・関西万博という大舞台を通じて、その成果を未来へつなげるという重要な役割を果たします。

このように、2025年に向けた大阪・関西万博は、ただのイベントではなく、地域の技術革新や医療の進化を促進するための重要な機会となっているのです。

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公益財団法人大阪産業局
住所
大阪市中央区本町橋2番5号
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