唐津南高校が大阪万博で環境保全活動を発表！未来の循環型社会へ向けた取り組み

唐津南高校が万博で環境保全活動を発表

2025年の大阪・関西万博で、唐津南高校の「虹の松原プロジェクトチーム」が大きな役割を果たしました。このイベントにおいて、同チームと唐津Farm&Foodの連携のもと、環境保全や循環型社会の取り組みが発表され、特に注目を集めました。

プロジェクトの背景と目的

「虹の松原プロジェクト」は、地域の自然環境やコミュニティと深く結びついた教育プログラムです。このプロジェクトは、日本三大松原の一つである「虹の松原」を守る活動にも焦点を当て、地域の持続可能な発展を目指しています。ESD（持続可能な開発のための教育）を通じて、若い世代に新たな価値観を植え付け、地域共生について考える機会を提供しています。

万博での発表内容

2025年9月20日、「TEAM EXPO Pavilion」で行われた発表では、唐津南高校の生徒たちが「唐津南式循環共生サイクル」を紹介しました。このサイクルは、「食」「農」「環境」「循環」というテーマに基づき、地域の人々と連携して形成されており、高校生が主体的に学ぶ姿勢が強調されました。

生徒たちは、虹の松原の枯れ葉を活用したお菓子の開発や、子どもたちへの環境啓発活動についても発表しました。展示ブースでは、Precious Plastic唐津による、ペットボトルキャップを再利用して作成されたキーホルダーや松葉を用いたプロダクトが展示され、来場者からは「ごみから製品が作られたとは思えない」という声も上がりました。参観者は、この取り組みが何を意味するのかに対して感心し、多くの刺激を受けた様子でした。

高校生の成長とメッセージ

食品流通科3年の新美央（みおう）さんは、今回の発表が自分たちの3年間の集大成であり、先輩方から受け継いだことを活かす機会になったと振り返りました。卒業生も来場者に対して唐津南高校やPrecious Plasticの取り組みを説明し、地域の魅力や活動内容を丁寧に伝えました。この活動は、教育の中での成長とともに、地域貢献にもつながる重要なレガシーとなりました。

他地域とのつながり

この発表の前日には、環境省セッション「2030年ネイチャーポジティブの実現に向けて」も開催され、唐津南高校の生徒たちは大阪市内の展示を見学し、他地域の先進的な取り組みも学びました。このような経験は、生徒たちに広い視野を持たせ、環境に優しい未来を築くためのインスピレーションを与えるものとなっています。

今後の展望

唐津南高校は、2030年までのSDGs（持続可能な開発目標）の達成に向けて、2027年に横浜で行われる「Green Expo 2027」にも参加予定です。再び発表の機会を得ることで、持続可能な社会を実現するための流れを続けていきます。また、10月3日には佐賀市にて、株式会社BIOTEXが発表を行う予定です。注目が集まります。