八芳園と那須拓陽高校の協力による特別なクッキー
2025年7月27日と28日の2日間、大阪・関西万博内のオーストリアパビリオンで、特別に制作されたクッキー「リンツァーアウゲン」が限定販売されます。この商品は、東京都港区に本社を置く総合プロデュース企業の八芳園と、栃木県立那須拓陽高校食物文化科の生徒たちが共同で開発したものです。このコラボレーションは、主に食文化を通じての国際交流を目的としており、両者のパートナーシップを深めていく一環で実現しました。
共同開発の背景
八芳園は、東京2020大会のホストタウン事業を通じて、地域の特産品や食文化を用いた料理の開発を行ってきました。その中でオーストリアのリンツ市との交流があり、那須塩原市とも密接な関係を築いてきました。特に那須拓陽高校の生徒たちは、オーストリアとの文化交流に積極的に参加し、食の面からの国際的な体験についても貢献してきました。
「リンツァーアウゲン」とは?
リンツァーアウゲンは、オーストリアのリンツ市に伝わる伝統的な焼き菓子で、バタークッキーにジャムを重ねた美しい見た目が特徴です。今回の共同開発では、栃木県産のいちごを使用したジャムが新たなアクセントとなっています。この新しいレシピは、食感と風味を最大限に引き出すことを意識して開発されました。
平等な味の追求
八芳園のシェフと那須拓陽高校の生徒が力を合わせ、厚みや焼き時間まで細かく調整し、栃木県産いちごの豊かな風味が楽しめるリンツァーアウゲンを完成させました。見た目もオーストリア国旗にインスピレーションを受けており、赤と白のコンビネーションが目を引きます。さらには、販売時には「いちごジャムサンドリンツァーアウゲン」として提供される予定です。
先行販売と詳細
万博の販売に先立ち、2025年7月19日からは那須塩原市にある菓子工房「ねむの樹」にて先行販売が行われます。また、万博での販売情報は、2025年7月27日と28日から行われ、数量限定で提供されるため、早めの来店をおすすめします。購入は特別価格のセットメニューがありますので、様々な味を気軽に楽しむことができます。
未来の展望
八芳園と那須拓陽高校のパートナーシップは、東京2020以降も地域活性化や人材育成を目的として様々な活動を続けていきます。この取り組みを通じて、地元の資源を活用しながら国際的な交流を深め、地域と高校生の思いを形にしていくことが期待されています。これからの新たな挑戦が楽しみです。
この機会にぜひ、八芳園と那須拓陽高校の共同開発による特別な味わいを体験してみてください。地域の絆や食文化の豊かさを感じられる貴重な商品です。