フィンランドの新施設
2020-09-29 17:00:01
東京都心にフィンランドのサステナブルなメッツァ・パビリオンが誕生!
フィンランドの新しい拠点「メッツァ・パビリオン」
東京都心に、フィンランドの叡智を集結させた「メッツァ・パビリオン」がオープンしました。この施設の名前に込められた「メッツァ(metsä)」はフィンランド語で「森」を意味し、自然との調和と持続可能性をテーマにしています。このパビリオンは、フィンランドと日本の企業との新たなビジネスチャンスを創出するプラットフォームとして機能することを目指しています。特に、2021年の東京オリンピック・パラリンピック期間中には、「ホーム・オブ・フィンランド」として、オリンピックチームのナショナルパートナーハウスとしても活用される予定です。
このプロジェクトは、公私の協力により実現した、東アジア地域におけるフィンランドの最大の輸出促進活動にあたります。これにより、フィンランドは日本において、ヨーロッパ以外での重要な貿易パートナーとしての地位をさらに強化し、フィンランドで事業を展開する日本企業とのつながりを深めることが期待されています。
日本とフィンランドの関係の深化
ペッカ・オルパナ駐日フィンランド大使は、「国と国の関係は近年、文化、経済、ビジネスにおいて一層親密になっている」と語ります。2019年には、両国の外交関係樹立100周年を祝い、多くの文化イベントが開催されました。メッツァ・パビリオンの役割は、この強い関係を基盤にさらにビジネスの推進を図ることです。今後15ヶ月間、フィンランドの様々な魅力を日本の皆様に紹介するショールームとして機能し、大いに期待されているプロジェクトです。
同じく、Business Finlandのディレクター・ジェネラルニーナ・コポラは、日本からフィンランドへの投資に対する関心の高まりを歓迎し、フィンランドの安定した事業環境と競争力の強化を強調しました。
パビリオンの特性とパートナー企業
メッツァ・パビリオンの主なパートナーには、パビリオンの木造建築を手がけるメッツァ・グループが含まれています。他にも、ノキアやアークティックブルージン、フィンエアー、そして人気のゲーム会社スーパーセルなど、多様な業界の企業が名を連ねており、幅広い分野でのイベントが予定されています。特にフィンランドのデザイン分野では、有名ブランドが一堂に展示されるこれまでになかった機会を提供します。
「このパビリオンはフィンランドのデザイン産業の新たな発信拠点となるでしょう」とペッカ・ライティネン氏は言います。20以上のフィンランドデザインブランドがハイエンドな家具を展示する予定で、訪れる人々にその魅力を伝える役割を担っています。
持続可能な木造建築と先進技術
メッツァ・パビリオンは、持続可能な建築の先例となるべく設計されています。使用されている木材はフィンランドの森から供給され、現地で組み立てられた要素が迅速に建設を可能にしました。ユッシ・ビョルマン氏によると、わずか3週間で完成したこの建物は、軽量な木材を使用することで既存の建物に融合する形での建設が可能です。
また、パビリオン内では最先端のテクノロジーが活用され、ノキアが開発した5G技術を用いてイベントの進行が行われる予定です。これにより、国境を越えたコミュニケーションの実現が期待されています。
一般公開されるイベントとプログラム
オープン期間中には、一般の方々も参加できるイベントが企画されています。特に、2020年の秋にはオープンハウスイベントが行われ、フィンランドの文化やビジネスについて幅広く紹介される機会が設けられます。その中で、日本でも人気の「モルック」などの体験イベントも予定されており、多くの方にフィンランドの魅力を体験していただけるよう準備が進められています。
詳細については、メッツァ・パビリオンの公式サイトやSNSページをチェックして、オープンハウスイベントの参加登録を忘れずに行いましょう!
会社情報
- 会社名
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Business Finland
- 住所
- 東京都港区南麻布3丁目5−39
- 電話番号
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