東洋紙工が開発した飛沫防止パネルの特長と利用シーン

東洋紙工が誇る新型飛沫防止パネル

2020年4月、東洋紙工株式会社は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、社会福祉協議会の要望を背景に、組み合わせによる自由なレイアウトが可能なダンボール製の飛沫防止パネルを開発しました。この製品は、面談や研修など多様なシーンでの使用に適しており、お手頃な価格で提供されています。

特長的なデザイン

新しい飛沫防止パネルの最大の魅力は、ユニット型のデザインです。これにより、1枚のパネルだけを使ったり、2枚を用いてL字型に配置したり、3枚でコの字型の囲いを作るなど、状況に応じたレイアウトが簡単に実現できます。パネルの組立は非常にシンプルで、工具や接着剤を使う必要もなく、差し込むだけで完成するため、誰でも手軽に扱えます。さらに、パネルで使用されているポリフィルムは一般的な家庭用ポリ袋と同じ材料で作られており、安価で交換も容易な点も支持されています。

環境に配慮した製品

この飛沫防止パネルのもう一つの注目すべきポイントは、ダンボール製であるため、廃棄時には古紙としてリサイクルできる点です。これにより、使用後のごみの問題も軽減され、環境保護にも寄与しています。

対応するニーズ

当初は、地域の社会福祉協議会からの急な依頼を受けて生産がスタートしました。この時期には、マスクやアルコール除菌液、ビニールシートなどが入手困難だったため、ダンボール加工のノウハウを生かしてレスポンスの早い対応が求められました。現在では、このパネルは研修センターや大学、英会話教室など多くの施設で活用されており、実際のニーズに合った改良も重ねられてきました。

利用シーンの事例

具体的な利用方法としては、1枚のパネルを面談用のついたてとして使用したり、2枚を組み合わせて複数人の面談をサポートすることができます。また、3枚を使用すれば、コの字型に配置して周りを囲うこともできるため、プライバシーの確保や飛沫の拡散防止にも役立ちます。これにより、期間限定で設置が必要な場合でも柔軟に対応できるのが魅力的です。