岸田総理、NATO首脳会合に出席し、日英首脳会談や日独首脳会談を実施へ
岸田総理大臣は、NATO(北大西洋条約機構)設立75周年を記念する首脳会合に出席するため、7月10日にワシントンD.C.へ出発した。
今回のNATO首脳会合では、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障環境が不可分であることを各国首脳と確認し、日本を含むインド太平洋のパートナーとの持続的な協力関係を強化することを目指す。
総理大臣は、首脳会合の機会に、英国のスターマー新首相と会談し、近年緊密になっている日英のパートナーシップについて具体的な方途などを話し合う予定だ。
さらに、ストルテンベルグNATO事務総長をはじめ、韓国、オランダ、スウェーデン、フィンランドなどの首脳とも会談を行う。
また、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの首脳による「IP4」会合や、IP4プラスウクライナのゼレンスキー大統領との会合も予定されている。
ドイツ訪問では、安全保障分野における協力の推進や、昨年行われた第1回日独政府間協議の成果を踏まえた経済分野における連携強化について、ショルツ首相と意見交換を行う。
総理大臣は、NATO首脳会合やドイツ訪問を通して、国際社会における日本の存在感を示し、同盟国・友好国との連携を強化することで、自由で開かれた国際秩序の維持に貢献していく考えを示している。