生きがいの見つけ方
2025-07-22 17:35:02

茂木健一郎の新刊『生きがいの見つけ方』発売、深い洞察が詰まった一冊

茂木健一郎の新刊『生きがいの見つけ方』がついに登場!



2025年7月17日、株式会社PHP研究所から茂木健一郎の最新刊『生きがいの見つけ方――生きる手ごたえをつかむ脳科学』が発売されます。本書は、世界中で注目を集めた日本独自の概念「生きがい」を、脳科学の観点から一層深めていく内容になっています。その価格は税込1,210円、224ページの新書判です。

「生きがい」を深く理解する



茂木氏は、これまで『生きがい』(The Little Book of Ikigai)という書籍を通じ、世界57カ国で「生きがい」という概念を広めてきました。この本は32の言語に翻訳され、特にドイツでは2024年の年間ベストセラーのノンフィクション部門で1位となっています。新刊では、「生きがい」とは何か、その本質に迫るための様々な視点を提示します。

脳科学と行動の関係



茂木さんは、「生きがいは生きること自体の実感である」と述べ、その背景には意識と無意識、人工知能、言葉や概念、宇宙といった広範なテーマが関わっていると説明します。特に注目されるのは現代の脳科学の知見で、「人間に自由意志は存在しない」とする説。この見解では、脳の活動によって無意識的に行動が決定され、その後に意識がその行動に意味を与えるという仕組みが示されています。

「まずは行動を起こすことが大切である」と茂木氏は強調し、現代においては行動が先、意識は後という順序が重要であると伝えています。

人工知能時代に求められるもの



さらに、人工知能の進化が進む今、茂木氏は「子供のように目の前の事に夢中になる姿勢」が人生の充実に欠かせない要素であると指摘します。彼は、責任ある大人であるからこそ内なる子供を持ち続け、熱中することが生きがいを見つける鍵であると述べています。人工知能が計算や論理の役割を担う未来において、やはり人間ならではの感情や好奇心が大いに求められるというのです。

本書の目次と内容



新刊『生きがいの見つけ方』は、以下のような章立てで構成されています。

  • - 序章: 生きがいとは何か
  • - 第1章: 偶然と必然
- 1. 自由意志はあるのか
- 2. 偶然とは何か
  • - 第2章: 意識と無意識
- 3. 無意識の耕し方
- 4. 行動が感情をつくる
  • - 第3章: 自分と他人
- 5. 人とつながる脳の働き
- 6. スマホ依存の脳科学
  • - 第4章: 人工知能と生命
- 7. 人工知能と言語のパラドクス
- 8. 究極の質問と理解できない答え
  • - 第5章: 境界はあるのか
- 9. 「私」が「私」である謎
- 10. 人生と記憶

本書は、脳科学という観点から「生きがい」を探求し、読者に新たな気づきを与えることでしょう。

著者について



茂木健一郎氏は、東京大学大学院の客員教授及び特任教授を務め、スパコンやAI研究に積極的に関わる脳科学者です。「クオリア」に関する研究から、近年は人とAIのアラインメントについても取り組んでいます。彼の著作は言語の壁を越え、世界中で広く読まれているのが印象的です。

次なる未来を見据えた茂木氏の新刊を、ぜひお手に取ってみてください。


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