日立、国際会議「Cell & Gene Meeting on the Mesa」に出展
株式会社日立製作所は、米国アリゾナ州フェニックスで開催される世界的な細胞・遺伝子治療の国際会議「Cell & Gene Meeting on the Mesa」にGold Sponsorとして参加します。この国際会議は、2025年10月6日から8日にかけて開催されるもので、業界の最前線で活躍する経営者や意思決定者が集まり、最先端の研究や商業化に向けた課題について幅広く議論する場となります。
日立は、細胞・遺伝子治療分野での革新的な技術を用いて、様々なプロダクトやソリューションを紹介予定です。具体的には、「計測」、「AI」、「オートメーション」といった技術を組み合わせた、協力的かつ効果的なアプローチを通じて、これからの医療の進化に寄与していきます。
日立の成長戦略
日立は、バイオ医薬品や遺伝子・細胞治療薬の分野を重要な成長エリアと位置づけています。特に、創薬プロセスや製造工程のデジタル化、効率化を促進することで、グローバルな競争力の強化を目指しています。このため、日立はOne Hitachiという統一した枠組みの元、さまざまな分野でのパートナーとの連携を強化し、新たな治療方法を臨床から商業化までスムーズに進めることを目指しています。これにより、患者のウェルビーイング向上にも貢献します。
技術の紹介
この会議で紹介される主な技術や製品は以下の通りです。
1.
細胞自動培養装置iACE2 (ACC-200): 再生医療施設向けの自動培養技術を提供。
2.
次世代モジュール型CPC: 細胞培養加工を効率化する新しい技術。
3.
再生医療等製品バリューチェーン統合管理プラットフォーム: 「Hitachi Value Chain Traceability service for Regenerative Medicine」により、プロセス全体を可視化し、効率的な管理を実現。
4.
製造・品質管理システム「HITPHAMS」: 日本国内の医薬品・医療機器製造業向けに構築された、信頼性の高い管理システム。
5.
デジタル×バイオ融合技術: 効果的な細胞遺伝子治療薬の開発を支援し、業界全体の進化に寄与。
これらの技術を通じて、日立はお客様や社会が抱える課題に対する解決策を提供し、実際のデータを活用したAIを駆使したLumada 3.0の推進にも力を入れています。
世界有数の国際会議
「Cell & Gene Meeting on the Mesa」は、再生医療および細胞・遺伝子治療の分野で重要な国際会議の一つです。Alliance for Regenerative Medicineが主催し、製薬会社、バイオテクノロジー企業、学術機関、投資家、規制当局など、幅広い業界の関係者が集まります。最新技術や市場動向についての議論が行われ、新たなビジネスチャンスを生み出す場でもあります。日立の参加は、同社がこの分野でのリーダーシップを強化し、未来の医療に向けた一歩を踏み出す重要な機会となるでしょう。
このように、日立は技術革新とグローバルな連携を通じて、細胞・遺伝子治療の未来に貢献し続けていきます。