リサーチ品質再定義
2025-06-13 17:52:39

ネオマーケティング、リサーチ品質の再定義と人を知ることの重要性

ネオマーケティングが示す新たなリサーチの形



株式会社ネオマーケティング(本社:東京都渋谷区、証券コード4196)は、生活者を起点にしたマーケティング支援事業を展開しています。最近、同社は慶應義塾大学SFC研究所 戦略的データ分析ラボとの連携を強化し、マーケティングリサーチの品質向上に取り組むことを発表しました。これにより、リサーチの本来の目的である「人を深く理解する」ことが再び重視されることを目指しています。

リサーチ品質向上の必要性



近年のマーケティングリサーチでは、「速さ」「安さ」「簡便さ」が優先されがちですが、その影響でデータの正確性や信頼性が懸念されています。このような現状に対し、ネオマーケティングは「正しい意思決定は確からしいデータからしか生まれない」との信念に基づき、リサーチ方式の見直しを行っています。具体的には、回答の精度チェックを行う設問の導入や、ユーザーエクスペリエンス(UX)の改善、視線解析など、多角的なアプローチを展開し、品質基準の明確化に取り組んでいます。

日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)もオンライン調査の品質劣化に警鐘を鳴らしており、ネオマーケティングはこの課題に対して産学連携を通じて科学的にアプローチしています。

具体的な取り組み



ネオマーケティングは、社内でリサーチ品質の問題について共通認識を持ち、改善に向けたステップを踏んできました。慶應義塾大学SFC研究所の専門知識を生かし、数値データだけでなく「意味のある人の声」を引き出すリサーチ体験を大切にしています。

特に注目すべきは、定性調査におけるオーディションリクルートの導入です。この手法では、ネオマーケティングのインサイトリサーチャーがクライアントを交えた形でモデルとなる対象者を選定します。これにより、インタビューの際に対象者が想定と異なることや、会話がスムーズに進行しないといった課題を軽減することが可能となります。

リサーチの価値を再定義



今後、ネオマーケティングは「リサーチの仕組みそのもの」を徹底的に見直し、「アンケートを取得すること」ではなく「人を知ること」を真の目的としたリサーチを実現します。生活者の「そのままの声」を正確に聞き取ることで、企業のビジネスを加速させ、社会に新たな価値を提供する力を養います。さらに、Fraud回答や重複回答の排除にも積極的に取り組み、真の社会ニーズに応えるリサーチを目指すとしています。

まとめ



ネオマーケティングの新たな取り組みは、マーケティングリサーチ業界の方向性を変える可能性を秘めています。この企業は、単なるデータ収集に留まらず、真のインサイトを引き出すための努力を惜しまない姿勢を示しています。今後の進展に注目したいところです。


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会社情報

会社名
株式会社ネオマーケティング
住所
東京都渋谷区南平台町16-25養命酒ビル
電話番号
03-6328-2880

トピックス(経済)

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