大阪医科薬科大学病院、全国初の警備ロボット導入でセキュリティ向上を図る

大阪医科薬科大学病院に自律移動型警備ロボットSQ-2が導入

2025年8月4日、大阪府高槻市の大阪医科薬科大学病院にて、自律移動型警備ロボット「SQ-2」の本格運用が始まりました。これは日本国内で病院施設に導入される初めての事例であり、医療現場における警備の新たな形を示しています。

自律移動型ロボットSQ-2の特徴

SEQSENSE株式会社が開発したSQ-2は、巡回や立哨、案内業務を自動的に行い、警備業務の効率化を図ります。このロボットは、3次元センサー技術や自己位置推定アルゴリズム、リアルタイム経路計画を駆使しており、高度なテクノロジーが詰まっています。

巡回業務の効率化

SQ-2は、警備員が指示することで自律的に指定された地点に移動し、定期的な巡回を実施します。病院内を1階から4階まで巡回する際、エレベーターとも連動し、診察日は夜間も、休診日は終日稼働することが可能です。巡回を終えた後は、自己充電ステーションへ戻ります。これにより、警備員の負担が大きく軽減されます。

音声アナウンス機能による案内

SQ-2は、来院者への案内業務を音声アナウンスを通じて行い、初めて病院を訪れる人々にとっても道案内をサポートします。この機能によって、来院者が迷わず目的地にたどり着けるよう配慮されています。

異常事態への迅速な対応

さらに、SQ-2は倒れている人を即座に検知する機能を備えており、異常事態に対して素早く反応します。巡回中に人が倒れた場合には、警備員に通知され迅速な対応が可能になります。夜間には人の動きを検知する機能も活用され、セキュリティを強化しています。

SEQSENSEのミッション

SEQSENSEは「世界を変えない。」という理念のもと、深刻化する働き手不足に対する解決策として、ロボット技術を開発しています。SQ-2はその一環として提供されており、リリース以降、全国に多くの導入実績があります。

大阪医科薬科大学の取り組み

大阪医科薬科大学は、医学、薬学、看護学の3つの学部を有し、先進的な医療教育を提供する機関です。今回のロボット導入は、地域社会における医療支援をさらに強化する目的もあります。今後もSEQSENSEは、働き手不足や生産年齢人口の減少といった社会課題に向き合い、実用的なロボットの普及に努めていくとのことです。

まとめ

このように、大阪医科薬科大学病院における自律移動型警備ロボットSQ-2の導入は、医療現場において新しい警備スタイルを確立するものであり、業務の効率化、警備員の負担軽減、さらには来院者へのサービス向上に寄与するものです。今後の展開が期待されます。

ぜひご興味のある方は、公式サイトを訪れてみてください。

◇ 大阪医科薬科大学病院
所在地：大阪府高槻市大学町2-7
URL：https://hospital.ompu.ac.jp

◇ SEQSENSE株式会社
所在地：東京都中央区明石町6-4ニチレイ明石町ビル 5階
URL：https://www.seqsense.com