AI時代の採用プロセス改革を実現する「HireRoo Skill Interview」
ポーターズ株式会社が採用プロセスを見直し、AIを駆使したスキル面接サービス「HireRoo Skill Interview」を導入しました。これは、エンジニア採用の選考プロセスを効率化し、スキル評価の標準化を目的としています。これにより、評価が属人化することなく、面接時間の使い方も格段に向上しました。この新しいアプローチは、特にグローバルな採用活動の強化にも寄与しています。
導入の背景と課題
ポーターズ社のエンジニア採用担当が2024年6月に着任した際、いくつかの具体的な課題が浮かび上がりました。特に、技術力評価の標準化が求められていました。これまで、スキル評価から実際の面接までを担当するのは1名だけで、評価基準の統一が難しい状態でした。さらに、応募者にWordで課題を送付し、面接時にライブコーディングを行うという長いプロセスが、選考の非効率性を引き起こしていました。競合他社と比較してスピード感が遅れ、優れた人材を逃すという痛手も生じていました。
これらの課題を解決するため、ポーターズ社は「HireRoo Skill Interview」の導入を決定しました。
導入後の効果
新しいシステムの導入後、スキル評価の共有が容易になり、コーディングテストツールの活用によって評価基準の統一と可視化が実現しました。エンジニア全員がテストを受験し、その結果を通じて評価基準の妥当性を確認できるようになりました。このプロセス改善により、チーム全体でのスキル評価が可能になり、面接の質も向上しました。
また、面接では事前に行った課題の結果をもとに、コードの確認と深掘りを行うことで、技術的な考え方やキャリアビジョンの話し合いにも多くの時間を割くことができるようになり、面接の有意義な実施が可能になりました。
海外拠点であるベトナムにおいても大きな進展があり、当初2〜3人だったチームが15人規模に拡大。その中で、言語の壁を越えた中立的な技術力評価ができることが、グローバル採用における大きなアドバンテージとなっています。
飛躍的な成長に向けた今後の見通し
ポーターズ社のProduct&Serviceグループのマネージャー、大石光洋氏は「評価者の範囲を広げていく計画がある」と語ります。現時点では、組織全体での採用人数の取りまとめが行われていますが、数年以内には各部署ごとの採用にシフトしていく予定です。その際には、各グループのマネージャーやチームメンバーも評価に関われる体制を整えることを目指しています。
スキル面接の重要性
「HireRoo」はAI時代のスキル面接を実現するサービスで、ビッグテック水準の採用を誰でも簡単に実現できることが特徴です。エンジニアのスキルを可視化することにより、採用ミスマッチを防ぎ、面接官のブレをなくすことが可能です。これまでにエムスリー株式会社やfreee株式会社、SmartHRなど200社以上に導入され、累計選考数は50,000件を突破しています。
ハイヤールーのビジョン
ハイヤールーはエンジニアリング組織の採用力と技術力を向上させるため、エンジニアリング向けプラットフォーム「HireRoo」を提供しています。「スキルの見極め」と「人材との最適なマッチング」を支援し、AI時代に相応しい新たな採用手法を実現しています。ハイヤールーのミッションは「Japan as No.1, again. 日本をもう一度、『モノづくり』で一番へ。」です。これを実現するために、さらなる成長と革新を目指しています。