デンマーク・ナショナルデーの盛況
2025年の大阪・関西万博において、北欧パビリオンが「デンマーク・ナショナルデー」を開催しました。このイベントは、デンマークとその隣国フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの5か国が協力して実施された初のナショナルデーとして、朝のセレモニーから熱い期待が寄せられました。
フレデリック10世国王陛下のご臨席と挨拶
オープニングセレモニーにはフレデリック10世国王陛下が出席され、北欧諸国との緊密な協力の成果を振り返り、日本との長年の友好関係を強調しました。「イノベーション」と「持続可能性」へのコミットメントが共通する両国の未来に向けたビジョンを示しました。
デザイン溢れる北欧パビリオン
北欧パビリオンは、デンマークの著名なブランドやフローリストのニコライ・バーグマン氏の作品で装飾されており、美しいデザインが訪れた人々を魅了。特に、Carl Hansen & SønやHAYなどのブランドが展示され、洗練された北欧のセンスが体感できる空間が提供されました。
音楽と文化の融合
セレモニーの後半には、デンマーク系日本人シンガーソングライター・ミイナ・オカベ氏のライブが行われ、韓国のジャズトリオやデンマークのアーティストが、日本と北欧の音楽のダイナミックな交差を表現しました。参加者はそのパフォーマンスに大いに盛り上がり、音楽を通じて文化の交流が体現されました。
大阪万博会場の見学
フレデリック国王陛下は、セレモニー後に北欧パビリオンや万博会場を視察し、デンマークのスタッフが温かく出迎えました。「大屋根リング」や日本館など、多彩な展示に感心し、日本の文化や技術に深い関心を示しました。
デンマーク・デー特別コンサートの展開
夕方には「デンマーク・デー特別コンサート」が開催され、デンマーク王国の高官モーテン・ボズコウ大臣が主催し、日本とデンマークの音楽文化の架け橋となるようなコメントを寄せました。アーティストたちの素晴らしい演奏が会場を包み込み、訪れた人々に感動を与えました。
日デンマークの友情
日本とデンマークは、海洋国家としての共通点を持ち、互いの重要性を認識した戦略的パートナーの関係にあります。407年に及ぶ歴史を持つ日本とデンマークの外交関係が今回のイベントを通じて、両国の未来の共創につながることを願っています。今後も北欧パビリオンは、持続可能な社会づくりに向けた活動を推進し、訪問者に魅力的な体験を提供し続けることでしょう。
この特別な日を経て、デンマークと日本の関係はさらに深まることでしょう。北欧パビリオンでの体験が、多くの人々にとって忘れられない思い出となることを期待しています。