クラシルリワードから見える新しい販促の未来
バスケット単価の向上を狙った販促施策は、流通業界において大きな課題とされています。dely株式会社が提供するお買い物サポートアプリ「クラシルリワード」の取り組みが注目を集めているのも、そのためです。このアプリは、実際に「えらベジキャンペーン」を通じて、特にGMS(総合スーパー)でのバスケット単価を最大113.9%引き上げたことが報告されています。
新手法の誕生
従来の販促方法である「クロスMD」は、物理的な制約やリードタイムの長さ、そして実データの収集が難しいという課題が存在します。その代わりに、クラシルリワードはデジタルプラットフォームを通じて、レシピを起点とした購買行動の設計を行い、即座にデータを取得できるという新しいアプローチを実現しました。このサービスは「レシピ提案」「買い物支援」「ユーザー投稿」を融合させた構造で、流通業界のバイヤーやメーカーによる導入が進んでいます。
えらベジキャンペーンとは
「えらベジキャンペーン」は、野菜をもっと美味しく、また手軽に楽しむことを目指して2025年6月2日にスタートしました。具体的には、キッコーマンの対象商品を購入した際に、レシートをクラシルリワードにアップロードすることで10円分のポイントが還元され、更に指定のレシピを調理しその写真を投稿すると50円分の追加ポイントも得られます。このようなインセンティブにより、消費者の購買行動を自然に促進する仕組みが整っています。
実績と成果
実際のデータとして、GMS・SMのそれぞれでバスケット単価は113.9%及び112.9%の上昇を示しました。この数字は、クラシルリワードにアップロードされたレシート情報を基に算出されたもので、特に効果的な販促が行われたことを示しています。
成果を向上させる理由
1.
レシピ起点の導線: 「何を作るか」をベースに商品を提案する手法が、関連する食材や調味料の購入を引き出します。
2.
投稿インセンティブの効果: 調理や投稿に対する追加還元が、消費者の“使い切り意識”を育む要因となっています。
3.
データの可視化: 店舗別・業態別の購買リフトがデータとして取得できるため、営業面でも有利な提案が可能です。
営業の新武器となる
クラシルリワードの取り組みは、小売バイヤーへの提案の際に、実際の購買データを用いることで「この施策で売れます」といった説得力を持つ提案が行える点も大きな魅力です。
今後の展望
クラシルリワードは、ユーザーの「作る・買う・投稿する」という行動全体に焦点を当て、メーカー、小売、生活者の三者にとって価値ある販促プラットフォームを構築することを目指しています。今後も機能の強化や新たな提携が進むことが予想されており、流通関係者には必見の施策となっています。
この辺りにご興味があり、キャンペーンへの参加やクラシルリワードの導入を検討されているのであれば、ぜひdely株式会社へとご連絡ください。
クラシルリワードについて
「クラシルリワード」は、日常の買い物をサポートするアプリで、移動距離や特売情報、レシート送信によってポイントが獲得できる仕組みを持っています。
クラシルリワードのサービスサイト で更なる情報が得られるため、ぜひチェックしてみてください。
会社概要
dely株式会社は、2014年に設立され、現状のマーケットにおいて革新をもたらす企業として知られています。東京都港区に本社を構え、代表取締役は堀江裕介氏です。
情報提供やお問い合せはコーポレート部/広報までご連絡ください:
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