近年、M&A(合併・買収)の活用が増加している中、Siiibo証券株式会社は株式会社スピカコンサルティングと提携し、M&Aを実施したオーナーに対する資産運用の選択肢として社債投資を新たに提供することを発表しました。この提携により、譲渡オーナーはM&Aの実施後に得る譲渡対価をもとに、新しい投資機会を得ることができるようになります。
中核企業となるSiiibo証券は、オンラインプラットフォーム「Siiibo」を通じて社債の発行や購入を行い、投資家に企業への直接の投資手段を提供しています。一方で、スピカコンサルティングは業界特化型M&A仲介として、譲渡オーナーに価値向上のためのコンサルティングを行います。これにより、M&Aを行った企業オーナーに対し、投資の仕組みを整え、より安定した資産運用のサポートを実現します。
今、M&Aは単なる事業承継や成長戦略だけでなく、特にスタートアップ企業においてもニーズが高まっている手法となっています。M&Aを経てオーナーとなった企業は、自身の経営経験や財務理解を活かし、社債を介して新たな投資家を募ることが可能になります。これにより、投資家は上場企業からスタートアップ企業に至るまでの幅広い社債に直接投資が可能となり、双方にとってウィンウィンの関係を築くことが期待されています。
今回の業務提携は、スピカコンサルティングがM&Aを支援したオーナーに対して、Siiibo証券が提供する社債投資の機会を紹介するものです。これにより、M&A後のアフターフォローはさらに強化され、オーナーは資産を安全かつ効果的に運用できる選択肢が増えます。
社債投資は、一般的に金融商品としてのリスクが低いとされており、投資家にとっても非常に魅力的な選択肢となります。特に私募社債は、発行企業の機密性の高い情報を基にした投資判断ができるため、今後多くの企業がこの投資形態を選択する可能性があります。Siiibo証券では、これにより企業と投資家を効果的につなぐことができ、資金調達の選択肢も広がります。
スピカコンサルティングは、2022年に設立された企業で、高品質なM&A仲介を提供しています。昨今の経済環境の中で、企業の資産形成や投資環境が変化する中で、Siiibo証券とスピカコンサルティングは共に資産運用の多様化に取り組んでいます。個人投資家や企業オーナーにとって、信頼できる資産運用の道を提供することを目指してこの提携は結ばれたのです。今後も両社は、M&A実施後のオーナーに対するサポートを強化し、安定した資産運用の確立に貢献していく考えです。