小学生夏休み調査
2024-07-02 15:53:17

小学生の夏休み事情!7割以上が宿題以外に勉強?住まいと子どもの成長を繋ぐ積水ハウスの調査結果

小学生の夏休み、勉強熱心な子どもたち!7割以上が宿題以外も学習



積水ハウス株式会社が実施した「夏休みに関する調査」では、小学生の夏休みにおける生活習慣や勉強、お手伝い、そして留守番の実態が明らかになりました。調査対象は、小学2年生から中学1年生の子どもを持つ全国の男女480人です。

調査結果によると、夏休み中の小学生の多くは、学校の授業がある時期と比べて遅寝遅起き傾向にあることが分かりました。起床時間については、約4割が「遅くなった」と回答。就寝時間に関しても、約半数が「遅くなった」と答えています。さらに、約4割の子どもが「親に起こされている」という結果も出ており、小学生の多くが自分で起きることができていない現状が浮き彫りになりました。

一方で、夏休み中の勉強については、半数以上の小学生が「週4日以上勉強している」と回答。そのうち、7割以上が学校の宿題以外にも勉強に取り組んでいるという結果に。特に、宿題以外の勉強では「学校の予習・復習」が最も多く、40.8%を占めていました。デジタル教材やオンライン学習を活用している子どもも20.2%おり、現代の子どもたちの学習方法が多様化していることが分かります。

お手伝いも積極的?「親がお願いした時に手伝う」が多数派



夏休み中の家事のお手伝いについては、65.0%の小学生が「食事の配膳・片付け」を週1日以上行っているという結果に。その他、「子ども部屋の片づけ・掃除」が43.0%、「植物の水やり」が37.7%と続きました。しかし、「子どもが率先して手伝っている」と回答したのは18.8%にとどまり、「親がお願いした時に手伝う」という子が53.5%と、大多数を占めていました。

留守番の現状と親の不安



夏休み中の留守番については、学年が上がるにつれて小学生以下の子どもだけで留守番をする割合が増加。小学1年生では20.1%だったのが、小学6年生では58.8%にまで上昇しました。親の働き方によっても差があり、フルタイム共働き家庭では37.6%、夫婦片働き家庭では25.4%と、共働き家庭で留守番の経験が多い傾向が見られました。

留守番中の不安については、「不審者の訪問」が46.7%と最も多く、次いで「火の元・火事」が39.6%、「寂しくないか」が30.2%という結果に。子どもだけで留守番させる際に、親は様々な不安を抱えていることが分かります。

住まいの専門家が語る「子育ち」と「幸せ」



積水ハウスの住生活研究所 フェロー 河﨑由美子さんによると、今回の調査結果から「子どもの成長をサポートする住まいの環境が重要」ということが改めて浮き彫りになったそうです。

「親の視点から捉える『子育て』に加え、子ども自身が様々な体験を通して成長する力、生きる力を身に付ける『子育ち』という視点も大切です。日々の暮らしの中で、子どもがお手伝いをする機会はたくさんあります。キッチンでお料理を手伝ったり、片付けをしたりする中で、家族と共同作業を経験することで、生活に必要なスキルを身につけることができます。また、庭の掃除や植物の手入れを通して、自然に触れ、観察力を育むこともできます。住まいは、子どもたちが様々な経験を通して成長できる場と言えるでしょう。」

積水ハウスでは、今回の調査結果を踏まえ、子どもたちの成長をサポートする様々な住まいに関する提案を行っています。具体的には、生活リズムを整えやすい工夫や、子どもがお手伝いをしやすい空間、そして安全な留守番を実現するためのテクノロジーなどを紹介しています。

夏休みは、子どもたちが家で過ごす時間が増える機会。今回の調査結果を参考に、子どもたちの成長を育む住まいの環境づくりについて考えてみてはいかがでしょうか。


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