宇宙産業の未来を担う日米企業のパートナーシップ
2023年7月9日、東京都中央区に本社を置く将来宇宙輸送システム株式会社(通称:ISC)が、在日アメリカ大使館において、アメリカのロケットエンジン開発企業Ursa Major Technologies社との調印セレモニーを執り行いました。このイベントには、米国大使ジョージ・グラス氏が出席し、両者の今後の協力関係についての重要なスピーチも行われました。
ISCは「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を宇宙でも。」というビジョンを掲げ、宇宙往還の実現に向けた輸送システムを開発するスタートアップです。今回の調印は、宇宙輸送産業における日米企業間の協力を強化するための重要なステップとなりました。
日米企業の協業
Ursa Major Technologies社は、コロラド州に本社を持つロケットエンジンの開発・販売企業で、ISCはロケットエンジン「HADLEY(ハドレー)」の調達に加え、再使用型ロケットの開発に向けた協業を進めています。昨年4月には、両社が提供する技術を活用し、再使用型ロケットの開発に向けた共同検討をスタート。
今年4月には、実際の飛行実証に向けて「HADLEY(ハドレー)」エンジンの調達が進められ、さらに、未来に向けた大型化・高性能化を見越したエンジン「ARROWAY(アロウェー)」を用いたロケットシステムに関する合意も成立しました。
こうした協力の背景には、宇宙産業の進展に対する両社の強い期待や信念があるといえます。両社は、日米の宇宙ベンチャー企業として、これからの世代に向けた新たな事業創出に挑むことを約束しました。
調印セレモニーのハイライト
調印セレモニーでは、まずジョージ・グラス大使がスピーチを行い、日米の企業が協力して未来の宇宙産業を切り拓いていく意義について語りました。その後、ISCの代表である畑田康二郎氏が、Ursa Major Technologies社のクリス・スパニオレット氏と共に、両社の協業の重要性や今後の展望を述べました。
両社が共同して進めるプロジェクトには、多くの関心が寄せられており、今後の宇宙実現に向けた具体的な展開が期待されています。
挑戦する人材を募集中
宇宙への挑戦は、現代における最大の冒険といえます。ISCは、航空宇宙技術と異業種の知見を組み合わせ、未来新しいビジョンを持つ企業として人材を募集しています。
「日本から宇宙に行きたい」という強い意志を持つ仲間を求めており、人々の生活を一変させるような宇宙産業の構築に貢献する魅力的なフィールドを提供しています。
詳細な採用情報は、ISCの公式サイトにて確認が可能です。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
お知らせ
また、ISCでは宇宙旅行に興味のある方を対象に「先行申込」を受け付けています。宇宙への旅に夢を持つ方は、この機会に申し込んでみてはいかがでしょうか。
宇宙旅行の先行申込
結論
ISCとUrsa Major Technologies社の提携は、宇宙輸送産業における日米協力の新たなモデルケースとなる可能性が高く、今後の動向に注目が集まります。彼らの挑戦が、未来の宇宙旅行や輸送にどのような影響を与えるのか、期待が膨らむばかりです。