メルシャン新ワインの魅力を探る
9月17日、メルシャン株式会社が新たに誕生させた「メルシャン・ワインズバードソングレッド」と「メルシャン・ワインズバードソングホワイト」が全国で販売開始される。このワインは、メルシャンが南フランスの「メゾン・ジャンジャン」と共同で製造したもので、ワインをもっと楽しみたい日本の消費者に向けた新しい選択肢として提供される。
輸入ワイン市場の現状
メルシャンによる調査結果によれば、フランス産ワインは日本市場において最も認知度が高く、飲用意向でも一番の位置を占めている。しかし、フランス産ワインの多くは古典的なデザインのラベルが一般的であり、消費者からは「選びにくい」「難しそう」との声があがっている。
このような状況を改善するために、同社は新たなアプローチとして「バードソング」を開発。難解さを取り払い、より気軽に楽しめるワインのスタイルを確立した。
バードソングワインの特長
「バードソング」は、名前自体に“楽しい時間”というコンセプトが宿っている。フランス産ワインの難しさを払拭し、英名でより親しみやすさを追求。また、南フランスのラングドック地方のブドウを使用しながら、地理的な拘束から解放された自由なスタイルを選んだ結果、高い品質を持つワインが実現された。
- - 赤(バードソングレッド)は、赤い果実の豊かで芳醇な香りと、穏やかな酸味を持ち合わせたバランスの取れた味わい。
- - 白(バードソングホワイト)は、みずみずしい果実や花の香りが爽やかで、フレッシュな酸味を伴った優れた果実味に仕上がっている。
さらに、この両ワインはフランスの「ジルベール&ガイヤールインターナショナル・チャレンジ2024」で金賞を受賞しており、味においても高い評価を得ている。
魅力的なパッケージデザイン
この新しいワインのパッケージは、従来のフランス産ワインの印象を覆すデザイン。また、トリコロールカラーが象徴的で、カワセミが楽しく飛んでいる様子が描かれている。これにより、消費者が一目でフランスを感じ、選びやすいワインであることが強調されている。
サステナビリティへの取り組み
メルシャンは、「Mercian Wines」を通じてサステナブルなワイン造りにも挑戦している。環境負荷軽減や地域との共存、人への負担軽減といった4つの項目に沿った取り組みを実践。このエコロジカルな視点で、より多くの日本の消費者にワインの新しい楽しみ方を提案することを目指している。
メゾン・ジャンジャンの役割
フランス南部ラングドックに位置する「メゾン・ジャンジャン」は、サステナブルな農法と高品質なワイン製造の先駆者。150年以上の歴史があり、地域の多様性を尊重したワインづくりを行っている。
総括
メルシャンが新しく展開する「バードソングワイン」は、フランスワインの難しさを取り払い、もっと気軽に楽しめるワインとして消費者に広がることを期待している。多様化するワイン市場に、メルシャンの新たな魅力が加わることに期待が高まる。ワインがもっと身近な存在となるよう、これからも多様な提案を行っていく予定だ。