長崎港みらいクルーズ
2025-09-09 10:39:01

海の魅力を学ぶ「長崎港みらいクルーズ」が実施されました

海の魅力を学ぶ「長崎港みらいクルーズ」



2023年8月21日から23日の間、長崎港で「長崎港みらいクルーズ」が開催されました。このイベントは、海と日本プロジェクトの一環として、長崎県内の小学5・6年生を対象に、環境保護や自然保護に取り組む重要性を体感するものでした。

クルーズの参加者は、洋上風力発電や完全養殖システム、大島造船所の見学をとおして、「海の未来」を自分ごとのように考える機会を得ました。地域の美しい海を次世代へ受け継ぐための意義を学ぶ貴重な体験として、多くの子どもたちが参加しました。

クルーズの概要



  • - 開催日: 2023年8月21日(木)〜23日(土)
  • - 開催場所: 伊王島町、高島町、香焼
  • - 参加人数: 小学5年生14人、6年生6人
  • - 協力団体: NPO法人長崎海洋産業クラスター形成推進協議会, ながさきBLUEエコノミー, 大島造船所香焼工場, 長崎総合科学大学, 軍艦島コンシェルジュ, 西彼南部漁業協同組合

長崎港の歴史探訪



クルーズは長崎港常盤ターミナルを出発し、フェリーで伊王島へ向かいます。船内からは、長崎港の歴史や文化を垣間見ることができ、かつての貿易の中心地としての姿が思い返されました。その側には大型客船や造船設備が立ち並び、長崎がいかに海と関わってきたかを知ることができます。また、軍艦島は、その過去を象徴する名所として、今も多くの人々を魅了しています。

洋上風力発電の学び



伊王島に到着後、参加者たちは新しく設立された洋上風力発電の技術者育成センター「NOA TRAINING」を訪問します。ここでは、洋上風力発電の仕組みや、技術の重要性について学びました。松尾副理事長からは、日本が持つ豊富な経済水域の可能性や、洋上風力発電の必要性について詳しい説明がありました。参加者からは「この施設に入ることはできますか?」といった質問が飛び交い、熱心に学ぶ姿が印象的でした。

風力発電の仕組みを探求



さらに、長崎総合科学大学の松岡教授からは風力発電そのものについてのレクチャーが行われ、子どもたちはチームごとに設計に挑みました。「効率的な風車を作るにはどうすれば良いか?」をテーマに、各チームは試行錯誤を重ねていきました。議論を交わしながら、さまざまなアイデアが出され、まさに学びの場となりました。

水中ドローンによる海中調査



次の活動では、水中ドローンを使った海中調査が行われました。陸上からは見えない海の中を観察し、そこでさまざまな生物を見ることができました。また、ガンガゼウニの駆除作業も行われ、地元漁協の方がその重要性を説明。子どもたちは、海洋生態系の保護への思いを改めて持つことができました。

高島水産研究所の訪問



2日目には、高島水産研究所での体験が待っています。ここでは、完全養殖に向けた技術が進められ、AIや海中ロボットを用いた養殖のDX化に取り組んでいました。鰤の成長過程を学びながら、その可能性についても熱心に語られました。子どもたちは、未来の食料供給に大いに関心を持つようになりました。

環境に優しい船造り



最後に訪れたのは大島造船所香焼工場。ここでは、環境に優しい船が造られています。CO2排出ゼロを実現した船や風を利用したエコ船など、最先端の技術に触れる機会が提供され、環境問題に対する真剣な取り組みが感じられました。

最終日のまとめと発表



クルーズの最終日には、参加者たちが3日間の学びを発表しました。そのテーマは「長崎の未来の海」で、それぞれの班が独自のアイデアや課題を挙げてプレゼンテーションを行いました。子どもたちの発想力は素晴らしく、新たなアイデアに満ちた発表を通じて、未来に向けての希望を感じることができました。

このように、長崎港みらいクルーズは、環境保護への意識を高めるだけでなく、子どもたちの未来を切り開く貴重な体験となることが期待されています。


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