日本航空が導入したMOTEXの脆弱性診断サービス
日本航空株式会社(JAL)は、エムオーテックス株式会社(MOTEX)の提供する「LANSCOPE プロフェッショナルサービス」を用いた脆弱性診断サービスを新たに導入しました。この取り組みは、安全運航を維持するためのJALの行動指針に基づき、情報セキュリティの強化を目指すものです。JALは、グループ全体を通じて情報セキュリティ対策を徹底し、定期的に脆弱性診断を実施することをルールとしています。
導入の背景
JALは、外部に公開するWebアプリケーションに対し、定期的な脆弱性診断を実施する方針を持っています。しかし、従来のプロセスでは、各システム開発部門が個別に診断の実施可否やベンダー選定を行っており、その手続きが開発部門の負担になっていました。これを改善するために、JALではシステムマネジメント部門が脆弱性診断のベンダーを一元的に選定し、統一された評価基準のもとで定期的に診断を実施する体制を構築しました。これにより、開発部門の負荷を軽減し、サービス品質の向上が図られました。
LANSCOPEによる脆弱性診断の特徴
MOTEXのLANSCOPEプロフェッショナルサービスは、以下のポイントが特に評価されています:
1. 手動診断による高い精度
MOTEXの診断は、国家資格を保有するセキュリティエンジニアが手動で行うため、ツールによる診断では見逃される脆弱性を発見することが可能です。専門知識と最新のセキュリティトレンドを活かした診断により、高い精度と信頼性が確保されています。
2. 年間の診断件数に柔軟に対応
JALでは、年間30〜40件の脆弱性診断を実施しており、案件の集中にもかかわらず柔軟なスケジュール調整によりスムーズに進められています。海外の案件にも対応可能で、時差を考慮して診断が行われる点も評価されています。
3. コミュニケーションの円滑化
診断後は、詳細な改善策を示した分かりやすい報告書が提出されます。JALの担当者だけでなく、開発ベンダーも含めた関係者との報告会が実施され、リアルタイムでの意見交換が可能です。このような対応が、円滑なプロジェクト進行に寄与しています。
MOTEXの今後の展望
MOTEXは、引き続き脆弱性診断サービスを提供し、システムの脆弱性や不備を事前に防ぐことで、顧客がより安全に事業を推進できる環境を整えてまいります。さまざまなセキュリティサービスを展開し、クライアントのニーズに応え続ける姿勢を貫いていきます。
LANSCOPEプロフェッショナルサービスの詳細
MOTEXによるLANSCOPEプロフェッショナルサービスは、情報処理安全確保支援士などの資格を持つ専門のセキュリティエンジニアが、各企業の要求に応じた柔軟な診断を行い、具体的な対策を提案することで、顧客のセキュリティニーズに応えています。詳細な情報については
こちらからご覧ください。
日本航空とMOTEXの連携
JALは世界でも評価される航空会社であり、安全運航とサービス品質を徹底的に追求しています。この度のMOTEXとの連携により、さらに安全性が高まり、顧客に対して信頼される航空サービスを提供し続けることでしょう。MOTEXも、新たなセキュリティの高みを目指してサービスの向上を図っていきます。