絵本『門前のパンダちゃん』で震災を「やさしく」伝える
2024年1月1日に発生した能登半島地震をテーマに、8歳の子供が描いた絵本『門前のパンダちゃん』が注目を集めています。この絵本は地震の影響で全壊認定された祖父母の家で、倒れた家具の隙間から見つかった「ぬいぐるみのパンダちゃん」の視点で、震災を描いています。子どもたちへ「やさしく、しかし真剣に」震災の出来事を伝える目的で制作された作品です。
私たちの目標は、この絵本を増刷し、全国の学校、幼稚園、保育園、図書館などに寄贈することです。そのために、私たちは健全なクラウドファンディングプロジェクトに挑戦します。私たちは、震災の記憶を「風化させず」、次世代に伝えることの重要性を訴えていきます。
こちらのリンクから、プロジェクトの詳細をご覧いただけます。
絵本制作の背景
この『門前のパンダちゃん』は、文芸社主催の「第27回えほん大賞」で「サンシャインシティ絵本の森賞」佳作を受賞した実績があります。初版500部は、金沢まいもん寿司グループの協力により、募金に応じて配布され、3週間で完配しました。今年6月には更に300冊を増刷しました。この募金はすべて、絵本の舞台である輪島市門前町黒島地区の「黒島みらい会議」に寄付される予定です。
クラウドファンディングの詳細
この絵本には、大人では拾いきれない「子どもの目線」の感受性が詰まっています。これにより、読む人々の心にやさしく届き、震災の重みや、現地で生きる人々の思いを優しく表現しています。
2025年7月7日(月)から、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にてプロジェクトが始まります。具体的な内容は以下の通りです:
- - プロジェクト名:『門前のパンダちゃん』絵本寄贈プロジェクト
- - 開始日:2025年7月7日(月)12:00
- - 終了日:2025年8月24日(日)23:59
- - 実施場所:クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」
すべては地震体験から始まった
代表の大脇希映さんは、地震発災当時、祖父母が住む家が全壊認定を受けたことを受け、地震の厳しい現実を目の当たりにしました。彼女は、自分にできることを真剣に考え、娘がこの体験を絵本にまとめることを決心しました。その結果、誕生したのが「門前のパンダちゃん」です。
彼女は、この絵本を広めなければならないと強く感じ、それに共感した仲間たちと共に「門前のパンダちゃん絵本プロジェクト」として活動を始めました。震災を経験していない子供たちにも「何が起きたのか」を理解し、家族、地域、命の大切さを考えるきっかけにしたいと取り組んでいます。
能登の復興にはまだ道半ばですが、この絵本が多くの大人の心に届き、支援の輪が広がることを願っています。
「震災を風化させないために、未来を担う子どもたちにしっかりと伝える活動へのご理解と支援をいただければ幸いです。」
お問い合わせ
門前のパンダちゃん 義援金プロジェクト
代表:大脇 希映(おおわき・きえ)
E-mail:
[email protected]