JALが国際線の燃油特別付加運賃を改定、6月から実施

JAL、国際線の燃油特別付加運賃を見直し

JAL（日本航空）は、2025年6月から適用される燃油特別付加運賃（通称「燃油サーチャージ」）について、国土交通省に改定を申請しました。この改定は、直近の燃油価格の動向に基づき、2カ月ごとに見直されるという仕組みで行われています。

燃油サーチャージの概要

2025年2月から3月のシンガポールケロシンの市場価格は、1バレルあたり88.25米ドルであり、同時期の為替平均は1米ドル150.49円でした。これを合わせると、燃油の円換算額は13,281円となりました。このため、2025年6月から7月に発券される航空券には、Zone Hに基づく基準金額が適用され、13,000円となる見込みです。

適用条件と運賃の詳細

新しい燃油特別付加運賃は、2025年6月1日から7月31日までの発券分に適用されます。重要なのは、この期間中については、航空燃油価格がたとえ変動しても、原則として改定額は保持されるという点です。ただし、政府による認可状況によっては金額や改定時期が変更される可能性もあるため、注意が必要です。8月以降の運賃については、6月中に案内が行われる予定です。

調整の条件としては、2カ月間の市場平均が1バレルあたり6,000円を下回った際には、この運賃は適用されないとのことです。運賃は、大人と小児で同額となり、2歳未満の幼児は対象外です。加えて、JALマイレージバンクの国際線特典航空券を利用する場合も同じ運賃が適用されるため、お客様にはご注意いただきたいポイントがあります。