株式会社アクシオが、RPA(Robotic Process Automation)製品であるWinActor向けに、「緊急タイマーライブラリ」の無償提供を開始しました。この新しいライブラリは、WinActorのシナリオ実行時に発生する可能性のあるループやデッドロックを強制的に解除するためのツールです。
RPAは企業における業務の効率化に貢献していますが、特にリモートでの実行や自動化されたタスクスケジューラの使用時には、実行環境における問題が多発します。これによって、WinActorをインストールしたPC(ロボPC)が占有されてしまい、他のシナリオが動かなくなることがしばしばあります。「緊急タイマーライブラリ」を使うことで、こうしたトラブルを大幅に減少させ、業務の流れを円滑に保つことが可能になります。
実際に「緊急タイマーライブラリ」は、以下の環境で利用されることが想定されています。
- - リモート接続によるシナリオ実行
- - タスクスケジューラでの自動実行
- - 特定のライブラリ(HomeWork+ライブラリ)によるシナリオ実行
- - WinDirectorを使用したシナリオ実行
- - クラウド上のWinActor Managerによるシナリオ実行
エンドユーザーからの支持を受け、アクシオはこの新機能を無償で提供し、より快適なRPA利用を支援します。特に、今回の「緊急タイマーライブラリ」は、OnRPAを購入した際に年間保守を契約しているお客様に提供されるとのことです。また、2023年5月からの提供を目指しています。
「緊急タイマーライブラリ」の機能についてですが、これはあらかじめ設定したシナリオ実行時間が経過しても処理が終了しない場合に、WinActorを強制終了し、同様に起動したアプリケーションも終了させることで次のタスクを予定通りに進行させるものです。この機能があれば、業務の効率をさらに高めることができます。
詳しい情報や評価版のダウンロードについては、アクシオの公式ウェブサイトから確認が可能です。また、この提供にあたり、株式会社NTTデータからもエンドースメントが寄せられています。彼らはこの取り組みに非常に期待を寄せており、ユーザーのRPA利用が簡素化されることで、業務効率の向上が図られることを望んでいます。
アクシオは、これまでもRPA専用のリモート実行ツール「OnRPA」や、「HomeWork+ライブラリ」を提供してきました。このようなサービスの拡充によって、顧客が導入するRPAシステムが一層使いやすくなるでしょう。
最先端のRPAソリューションであるWinActorを支える「緊急タイマーライブラリ」によって、企業はRPAの恩恵をさらに享受できるようになります。ぜひこの機会に、アクシオの新ライブラリの活用を検討してみてはいかがでしょうか。以下のリンクから詳細と評価版の入手が可能です。
この新しい取り組みにより、RPAの運用がよりスムーズで効率的になることを期待しています。