企業の「らしさ」を資産化する新しいブランド戦略
最近、企業のブランド表現が形骸化しがちです。特に、多くの企業がブランドガイドラインを策定しているにも関わらず、それが十分に「企業のらしさ」を反映できていない現状があります。株式会社揚羽(東京都中央区)が開催したセミナー「形骸化したブランド表現からの脱却!ブランドマネジメント手法の最前線」では、この課題について具体的な解決策が提示されました。
ブランドガイドラインのアップデートが必要
企業のブランドコミュニケーションには、多種多様な接点があり、全てで一貫した表現を追求することが求められます。それにもかかわらず、実際には「ロゴマニュアル」に留まってしまう企業が少なくありません。細かな使用ルールは決まっているものの、企業としての「らしさ」を具体的に表現するための指針が不足しているのです。さらに、ブランドガイドラインは策定された時点からの事業の進展や組織の変化に適応できない場合が多く、使用中の適合性が問われることもしばしばです。
このような状態では、担当者や制作会社が各々の判断で表現を行わざるを得ず、結果として制作物にばらつきが生じるとともに効率も悪化します。セミナーでは、こうした問題を解消し、「つくって終わり」にしないブランドガイドラインの重要性が強調されました。
「らしさ」を表現に変えるプロセス
今回のセミナーでは、株式会社揚羽のシニアコンサルタントである板倉マサアキ氏とアートディレクターの近藤海空氏が登壇し、具体的な手法を示しました。彼らが実施したコーポレートロゴの刷新とブランドガイドラインの整備をもとに、以下の5つのステップを詳しく解説しました。
1.
ブランドキーワードの絞り込み:企業の基本的な価値観や理念を明確化し、伝えるべきコアメッセージを決定します。
2.
コミュニケーションイメージの視覚化:ブランドの世界観を具現化し、ビジュアルイメージに落とし込みます。
3.
カラーパレットの設計:企業のイメージやメッセージにマッチした配色を選定します。
4.
グラフィックエレメントの作成:ブランドを象徴するアイコンやパターンを開発し、視覚的認知を高めます。
5.
レイアウトシステムの規定:制作物全体に統一感を持たせるための基本レイアウトを策定します。
これらのステップは、企業の「らしさ」を視覚的に表現するための重要な要素です。また、セミナーでは、三井情報株式会社による事例も紹介され、パーパスを基にしたブランドの刷新と、それに伴う社員の共感を得る方法が説明されました。
ブランド戦略は続く
株式会社揚羽では、コーポレートブランディングやマーケティング戦略に関する多岐にわたる支援を行っています。企業がブランドの力を最大限に引き出し、競争力を高めるためには、常に進化し続ける必要があります。今後も、ブランド戦略の重要性が高まる中で、多くの企業がその実践を通じて成長していくことが期待されています。
さらに、株式会社揚羽では、自社のサービスが求められるように、クライアントに寄り添いながら最適なブランディングを提案しています。企業にとっての「らしさ」を具体的な資産として活用するために、ブランディングでお悩みの方は、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。
詳しい情報は、株式会社揚羽の公式サイトをご参照ください。