初夏の絶景が広がる大庄屋諏訪家屋敷
滋賀県守山市赤野井町に位置する大庄屋諏訪家屋敷では、毎年初夏に特別な景色が楽しめます。2025年の6月中旬から下旬にかけて、庭園に群生する半夏生がその主役です。この独特な植物は、夏至から数えて11日目の頃に特に美しい姿を見せ、その名の通りの「半化粧」ともいえる不思議な現象を体験することができます。
大庄屋諏訪家屋敷の歴史
大庄屋諏訪家屋敷は、守山市指定の文化財(史跡)としても知られています。約200年前の建物である主屋や、300年前の茶室など、見ごたえのある歴史的な建物が保存されており、訪れる人々に当時の暮らしを感じさせます。この重厚な建物の中で、自然の美しさと歴史に触れられるという特別な体験が待っています。
半夏生の魅力
半夏生はドクダミ科に属する多年草で、特有の草の匂いがあります。この植物は、夏至の時期に花が咲き、その時葉の一部が白く変わることで知られています。この変化が「半化粧」という名称の由来となっており、まさに自然の神秘を感じる瞬間です。青空に白銀色の茅葺屋根、そして半夏生の美しさが相まって、見る者を魅了する光景が広がります。
訪れる際の情報
大庄屋諏訪家屋敷を訪れる際は、公共交通を利用する場合、JR守山駅から近江鉄道バスを利用し、赤の井別院バス停で下車後、徒歩約3分です。自家用車の場合は名神高速道路の栗東ICから約20分、琵琶湖大橋東詰からは約10分の距離です。
入館料は大人300円、小中学生や障がい者は150円で、開館時間は午前9時から午後5時(午後4時半まで入館可能)となっており、火曜日と祝日の翌日は休館日です。
自然と建築の調和を楽しむ
この機会に、滋賀県の隠れた魅力である大庄屋諏訪家屋敷で、初夏の風物詩とも言える半夏生の景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。自然の美しさと重厚な建築が織り成す空間で、日々の喧騒を忘れ、ゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。ぜひご来館をお待ちしております。
公式サイトやInstagramでも最新情報が更新されていますので、訪れる前にチェックしてみてください。
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