医療現場を支える新たな力、QBITロボティクスのロボット
株式会社QBIT Robotics(以下QBIT)は、医療機関向けに新たに3種類のサービスロボットを開発しました。このロボットたちは、2025年3月5日から7日にインテック大阪で開催された「メディカル・ジャパン大阪」にて初めて披露され、医療現場での業務効率化と安全性向上を目指しています。
新しいロボットシリーズの概要
QBITが発表した医療向けロボットシリーズは以下の3種類です:
1.
areMover(ケアムーバー): 院内の小型荷物や書類を運搬。
2.
CareMedic(ケアメディック): 手術用の薬剤を安全に運搬。
3.
CareAir(ケアエア): 館内の空気環境を改善し、ウイルスや細菌を除去。
これらのロボットは、特に医療現場で顕著な人手不足問題を解決するために設計されています。著しい高齢化社会にともない医療の需要が増す中で、医療従事者ひとりひとりにかかる負担は増える一方であり、業務の効率化と安全性の向上が求められています。これを受けて、QBITは医療機関のニーズに合わせたロボットを開発。病院の現場での負担軽減を図ります。
各ロボットの特長
1. areMover(ケアムーバー)
この汎用搬送ロボットは、小型の荷物や書類を自動で院内搬送します。従来の「DR2」としての実績をもとに改良され、業務の効率化を図ります。
2. CareMedic(ケアメディック)
手術中の薬剤管理をサポートするこのロボットは、標準搭載の「SmartCart」システムにより、薬剤の使用履歴や在庫を管理。安全でスムーズな運搬を実現します。
3. CareAir(ケアエア)
ウイルス除去専用のこのロボットは、高性能フィルター「DrAIR」を搭載し、99.7%のウイルスや細菌を除去可能。病院内の空気環境の質を大幅に向上させます。
導入のハードルを下げるサブスクリプションモデル
QBITはロボット導入の際の高額な初期費用が障害となっている現状を鑑み、ロボットをサブスクリプション形式で提供。このモデルにより、初期費用は0円。月額料金で利用でき、導入のハードルを大きく下げています。この取り組みで、より多くの医療機関でのロボット活用が期待されています。
未来への展望
QBITは、今後もロボットの開発と販売を続け、両立可能な環境を提言し続けます。また、各種サポートサービスを展開し、労働力不足を解消するための一助となることを目指しています。医療界への貢献を果たすとともに、ロボットと人間が協力し合う新たな時代を築くための挑戦を続けていきます。
会社概要
- - 会社名: 株式会社QBIT Robotics
- - 代表者: 中野浩也
- - 設立: 2018年1月
- - 所在地: 東京都千代田区平河町1−6−15USビル7F
医療現場の効率化を進めるQBITの取り組みは、今後も注目されるでしょう。