JPYCとITCENの提携
2024-10-21 13:20:11

JPYC、韓国ITCENとの共同研究を発表|新たなステーブルコインの形へ

JPYCとITCEN、ステーブルコイン分野での共同研究を開始



JPYC株式会社(以下JPYC社)は、韓国の大手IT企業ITCEN(以下ITCEN社)との間で、ステーブルコインに関する共同研究を開始する覚書を締結したことを発表しました。この提携により、両社はそれぞれの強みを活かし、ステーブルコイン市場での新たな可能性を探ります。

JPYCの成り立ちと成長



JPYC社は2021年1月から、パブリックブロックチェーン上で発行される日本円と連動したステーブルコイン「JPYC」の発行を手掛けており、現在ではその発行額が29億円を超えています。特に、2023年の資金決済法改正が追い風となり、JPYCは電子決済手段としての地位を確立しつつあります。

JPYC社は、93%の市場シェアを持つ最も信頼のある日本円ステーブルコインとして、透明性とセキュリティーを強化した運営を続けています。また、三菱UFJ信託銀行との提携によって、信託型JPYCの発行も予定されており、今後のさらなるビジネス展開が期待されます。

ITCEN社の役割



ITCEN社は韓国で2005年に設立され、SIビジネスを基盤にしつつ、RWA(Real World Assets)事業を展開するなどの革新を続けています。今年中には、釜山デジタル取引所(BDX)のオープンが予定されており、これによりアジア全域でのRWA関連事業が加速する見通しです。ITCEN社のノウハウは、特に裏付けのあるトークン事業での信頼性向上に寄与しています。

共同研究の目的



この共同研究では、JPYC社が日々の運営で培った日本の法規制に関するノウハウやブロックチェーン技術と、ITCEN社の重視する透明で安全なRWA事業が融合します。これにより、両社はステーブルコイン事業の更なる発展を目指すとともに、日本円だけでなく韓国ウォンに基づくステーブルコイン等の新たな金融商品についても検討していく予定です。

新たな金融エコシステムの構築を共に進めることで、JPYC社とITCEN社は、デジタル資産の導入を促進し、国際的なブロックチェーンコミュニティにおける影響力の拡大を狙います。

未来への展望



両社の協力は、ステーブルコイン市場にとどまらず、デジタル金融全般の変革につながる可能性があります。JPYC社は今後も、透明性や送金手数料の低減を通じたデジタル金融イノベーションを推進し、グローバルな金融ネットワークの一翼を担う存在としての成長を目指します。

これからの展開に注目が集まります。JPYCとITCENのコラボレーションは、金融の未来をどのように変えていくのでしょうか。成功を収めるための次のステップが待たれます。


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会社情報

会社名
JPYC株式会社
住所
東京都千代田区大手町1丁目6−1大手町ビル4階 FINOLAB内
電話番号

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