武蔵野大学文学部創設60周年シンポジウム
武蔵野大学文学部は、2025年8月1日に60周年記念シンポジウム「創作と研究の対話――大学教育の現場から」を開催することが決定しました。このシンポジウムは東京都西東京市の武蔵野キャンパスの雪頂講堂で行われ、入場は無料となります。事前の申し込みも不要なので、幅広い方々に参加していただける機会となっています。
シンポジウムの内容
本シンポジウムでは、著名な歌人である穂村弘氏をはじめ、創作家や研究者が多数登壇します。特に、町田 康氏や川村裕子氏、大島武宙氏といったメンバーが参加し、さまざまな発表やディスカッションを通じて、創作と研究が交差する教育の重要性や文学が抱える課題について考えます。特に注目すべきは、AI時代の文学研究、古典の二次創作の可能性に関するテーマです。これらの議題は、文学の未来を考える上で不可欠な要素となるでしょう。
教育理念の重要性
武蔵野大学文学部は、1965年の設立以来、創作と研究を融合させた教育を展開してきました。この62年間の歴史の中で、文学教育はただの知識の詰め込みではなく、実際の創作活動を通じた体験を重視してきました。しかし、現代では文学研究の分野が細分化し、また国語教育の領域も分断されつつあるようです。そこで、このシンポジウムは、「創作」と「研究」の間に横たわる距離を埋めることを目的とし、その価値を再確認する場にもなります。
イベントの概要
シンポジウムの詳細は次の通りです。
- - 日時: 2025年8月1日(金曜日)13:00~17:00
- - 場所: 武蔵野大学武蔵野キャンパス 雪頂講堂
- - 参加費: 無料(事前申込不要)
- - 対象: 学生、卒業生、教育関係者、研究者、文芸関係者、一般市民など(定員500名)
参加者のプロフィール
第一線で活躍する登壇者たちは、それぞれが文学や創作の分野で優れた実績を持つ人々です。
- - 穂村 弘氏: 歌人として広く知られ、多様な著作を持つ。
- - 町田 康氏: 小説家として強い影響力を持つ。
- - 川村 裕子氏: 平安時代の日記文学に精通した研究者。
- - 大島 武宙氏: 実践的な短歌の専門家。
武蔵野大学について
武蔵野大学は、1924年に設立され、仏教精神を基盤とした人間教育を目指しています。現在では、13学部21学科を擁する総合大学に成長し、特にデータサイエンスやアントレプレナーシップの学部も設置されています。教育の枠を超えた取り組みを行い、文学部もその一翼を担っています。
このシンポジウムに参加することで、文学部の創設以来の理念を深く理解し、駆け抜けてきた歴史を体感する貴重な機会となるでしょう。そして、未来の文学がどのように変化し、どのように創作と研究が新たな価値を生み出すのかを一緒に考えていければと思います。
ぜひ、ご参加ください!