HOKKAIDO Next Frontier Program のスタートアップ5社
北海道の地域経済をさらに成長させるために、CIC Instituteが主催する「HOKKAIDO Next Frontier Program – Space / Agri&Food」が進行中です。このプログラムには、宇宙および農業分野で画期的な技術を有する5社のスタートアップが参画します。本記事では、2025年度に採択されたそれぞれの企業を詳しくご紹介します。
1. ASTRA FOOD PLAN株式会社
埼玉県に本社を置くASTRA FOOD PLANは、独自の「過熱蒸煎機」を活用して「かくれフードロス」の解決を目指します。食品の乾燥と殺菌をわずか10秒で行うこの技術により、廃棄されていた野菜の端材や規格外品を高価値の食品パウダー「ぐるりこ®」にアップサイクルしています。これにより、食品業界の効率性を向上させ、未利用資源の循環モデルを構築しています。
2. 株式会社Teraform
東京に拠点を置くTeraformは、自然由来の土壌保水剤「SuperSponge」を開発しています。この製品は、乾燥や干ばつに強い作物の栽培を可能にし、世界中の農業生産者に持続可能な水資源ソリューションを提供します。石油由来の製品と比較して、高い生分解性を誇り、低コストで環境にも優しいソリューションとなっています。
3. 株式会社オーシャンアイズ
京都府に本社を構えるオーシャンアイズは、海洋環境を予測するための数値モデルやAI技術を駆使して、漁業市場における情報提供を行っています。「漁場ナビ」というサービスを通じて、漁業者に最適な漁場情報を届ける一方で、自治体向けに独自の海洋環境情報サービス「SEAoME」を展開しています。また、海外展開を視野に入れたスマホアプリ「OEView」も手掛けています。
4. ONDO SPACE
モンゴルを拠点とするONDO SPACEは、手頃な価格の衛星通信エコシステムを構築するスタートアップです。2024年にSpaceXのFalcon 9ロケットを用いて、モンゴル初の商業衛星12基を打ち上げ、特に通信やデータアクセスが乏しい地域に新たなサービスを提供します。2025年には、世界的な宇宙テクノロジー投資機関に選出され、期待が高まっています。
5. Kick Space Technologies株式会社
福岡県に本社を持つKick Space Technologiesは、九州工業大学の技術を用い、超小型人工衛星の設計・製造・試験を手がけています。彼らのCubeSatは、地球観測や通信ミッションに対応した多様なソリューションを提供しています。これにより、宇宙産業の発展に寄与し、科学研究を加速させることを目指しています。
まとめ
これら5社のスタートアップは、宇宙と農業分野での革新を通じて、地域経済の成長に貢献し続けることでしょう。次世代の技術革新に期待が高まる中、彼らの活躍に注目です。また、今後も関連イベントが予定されており、地域のスタートアップ同士の交流や情報共有の場として機能することが期待されています。私たちも、この動きに注目していきたいと思います。