「HAKOBUNE」新たな価値を創出するベンチャーキャピタルの誕生

新たなベンチャーキャピタル「HAKOBUNE」の設立

最近、新たに設立されたベンチャーキャピタル「HAKOBUNE」が注目を集めています。最大20億円の資金をもとに、主にPre-SeedおよびSeedステージの国内スタートアップに投資を行うことを目的としています。このHAKOBUNEは、特に組織の異端児やはみ出し者に焦点を当てており、従来の枠に収まりきれない新しい才能に光を当てようとしています。

設立の背景と目的

HAKOBUNEは「想像を超える未来を示し、次世代の当たり前を生み出し続ける」というミッションを掲げています。投資対象として選ばれるのは、既存の枠組みに縛られない起業家たちです。日本では長い間、終身雇用や副業禁止の文化が支配的であり、社会人が新たに起業する機会は限られていました。

しかし、近年ではオープンイノベーションの潮流が起業家と社会人の接点を増やし、所得分野において魅力的なビジネスアイデアを持つ優秀な人材が次々と起業しています。この流れを受け、HAKOBUNEは2014年から2020年にかけて運営していた起業家育成コミュニティ「Swing-By」を通じ、すでに多くの大人起業家を輩出しており、その文化をさらに深めようとしているのです。

投資先への支援内容

HAKOBUNEが投資先スタートアップに提供する価値は多岐にわたります。具体的には、顧客紹介を通じたセールス支援、800名以上の投資家とのネットワークを活用した資金調達支援、成功したスタートアップの事例を元にした知識提供、そして投資先や支援者同士がネットワークを築くことを可能にするコミュニティ活動が挙げられます。このようなサポート体制を整えることで、スタートアップは自らのビジネスを効率的に成長させることができるのです。

運営メンバーの紹介

HAKOBUNEの中心メンバーには、栗島祐介氏と木村正博氏がいます。栗島氏は早稲田大学を卒業後、金融業界での豊富な経験を持ち、教育系のスタートアップに特化した投資を行ってきました。一方、木村氏は東京大学大学院出身で、モバイルゲームやFinTechなど多様な領域での事業投資を主導してきました。二人の明確なビジョンと深い専門知識が、HAKOBUNEの成功に寄与することは間違いないでしょう。

「Swing-By」コミュニティの存在

「Swing-By」は、HAKOBUNEの設立前から運営されていた起業家候補を支援するための少人数のコミュニティです。このコミュニティは、スタートアップ志望者が集う場で、定期的な相談会や交流イベントを通じて、新たなビジネスアイデアが生まれる土壌を提供しています。HAKOBUNEが掲げる大人起業家の文化を育むための重要な要素です。