世界避妊デーに寄せた調査結果、避妊方法の理解度は意外と低い？

9月26日は『世界避妊デー』として、避妊に関する知識と理解を深めることが重要視されています。最近、女性向け健康支援アプリ『ルナルナ』が行った調査において、約2881名の15歳以上の女性が対象となり、避妊方法の理解と認知度についてのデータが収集されました。この調査の結果、さまざまな避妊方法についての認識が広がっている一方で、実際の効果についての理解は不十分であることが明らかになりました。

特に、経口避妊薬（ピル）の使用方法に関しては、多くの女性が服用頻度について正しく認識しているものの、誤解をしている人も少なからず存在していました。具体的には、78.1%が「毎日服用が必要」とする正しい回答を選択した一方で、約2割は誤った回答を選びました。また、ピルの避妊効果についても、55%の回答者が「90%以上」と思っていましたが、実際には99.7%という高い効果があるため、この知識の欠如が危険を招く可能性があります。避妊効果を最大限に引き出すためには、ピルの正しい服用が不可欠であり、性感染症予防のためにはコンドームとの併用も推奨されています。

次に、コンドームについての調査結果も見逃せません。「コンドームの正しい避妊効果は何%か？」という問いに対し、16.4%のみが正しく答えられ、40.2%の人々がより高い効果を信じ込んでいました。また、コンドームの使用方法についても正確に把握している人が非常に少なく、正しい使い方を理解することの重要性が浮き彫りになりました。

緊急避妊薬（アフターピル）に関する理解も重要で、性交後72時間以内に服用することが効果的であるとの認識を持つ人は52.9%に過ぎませんでした。避妊失敗時の適切な対処法や相談窓口の認識を高め、必要なときに正しく行動できることが求められています。この調査から得られたデータは、避妊に関する正しい知識が普及し、パートナーとのコミュニケーションを促進する一助となることが期待されています。

さらに、調査の結果、「避妊についてパートナーと話し合うことができている」との回答は80%以上に達し、避妊方法についての自己決定権やパートナーとのコミュニケーションが進んでいることが窺えました。一方で、パートナーとの会話がない人もおり、改めて避妊について話し合う機会を持つべきであると考えられます。

最後に、ルナルナユーザーから寄せられた妊娠の不安体験も紹介します。生理が遅れた、コンドームが破れたなどの声が寄せられ、避妊に対する緊張がいかに高いかが伝わります。多くの女性がこの結果から、自らの避妊方法やパートナーとの対話について再考するきっかけになることを願っています。

『ルナルナ』は、正しい避妊情報を提供し、自己理解を深めるための豊富なコンテンツを展開しています。正しい知識を持つことで、より良い選択ができる社会の実現を目指しています。