デジタル療育新施設
2022-12-13 11:00:01
名古屋に誕生したデジタルスポーツ療育施設「7GYM」
名古屋に誕生したデジタルスポーツ療育施設「7GYM」
名古屋市昭和区に、新しいタイプの児童発達支援・放課後等デイサービス施設「7GYM」がオープンしました。これは、運動とデジタルを融合させた療育の場で、未就学児から小学生まで幅広く対応できることが特徴です。運動が子どもたちの心身の発達に寄与する重要性は広く認識されていますが、特に発達障害がある子どもたちにも、楽しみながら運動を学ぶ場所を提供することを目的としています。
設立の背景
「7GYM」を運営する株式会社リィの代表、廣瀬あゆみさんは、福祉の分野での仕事からこの事業を立ち上げました。彼女の信念は「福祉で働く人を幸せにする」というもので、保健体育の教員免許を持ち、自身も2児の母としての経験から、子どもたちが運動を楽しむ重要性を実感しています。既存の「Lii sports studio」では未就学児を対象にした運動療育を行っており、全国に複数のスタジオを展開しています。
近年、日本では発達障害の診断を受ける人が増加しており、特に未就学児への支援のニーズが高まっています。しかし、学校に通い始めると無償化の支援が受けられなくなるという課題があるため、「7GYM」はこうした問題を解決するために開設されました。
「7GYM」の特徴
「7GYM」では、7つの感覚を刺激する運動プログラムを提供します。五感に加え、固有受容覚や前庭覚といった感覚を使い、子どもたちが楽しみながら身体を動かすことができる設計です。個別での遊びの時間だけでなく、集団運動プログラムも取り入れられており、ルールの理解や社会性を育むことが目的です。
子どもたちが「できた!」という成功体験を積めるよう、特性に理解のあるコーチが常駐し、安全かつ適切にサポートを行います。施設内にはボルダリング、ロープエリア、デジタルタッチのアクティビティも設置されており、体幹を鍛えたり、動きに合わせた映像体験を楽しめます。
代表の思い
代表の廣瀬さんは「7GYM」の開所について、「運動を通して子どもたちがより幸せになれる場所を作りたい」と強調しています。子どもたちがワクワクするような空間と明るい支援者が揃う場所を目指し、全国にこの運動の機会を広める意気込みを見せています。
施設概要
「7GYM」は2022年8月1日に提供を開始し、名古屋市昭和区にあるダイシンビルの1階に位置します。通所受給者証を取得した0歳から小学校6年生の子どもが利用可能で、利用料金は所得に応じて設定されています。
また、施設見学や取材の申し込みも随時受け付けているため、興味のある方はぜひ一度訪れてみてください。親子で楽しみながら運動を学ぶ場として、「7GYM」は期待されています。今後の展開にも注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社リィ
- 住所
- 愛知県名古屋市昭和区御器所通3-8-1御器所セントラルビル3A
- 電話番号
-
090-5944-9538