高槻市のデイサービスが栄誉ある受賞
高槻市にあるデイサービス事業所が、認知症と共に生きるための活動が高く評価され、「第8回認知症とともに生きるまち大賞」を受賞しました。この賞は、NHK厚生文化事業団が主催しており、認知症の方々がいきいきとした生活を送れるよう支援する団体を表彰するものです。
令和7年の2月27日、NPO法人たかつき事業本部長である石神裕美子さんを中心とするチームが、高槻市役所を訪れ、濱田剛史市長にその受賞を報告しました。このデイサービス事業所である「Roles晴耕雨読舎南平台」では、様々な活動を通じて利用者の生きがいや役割を感じてもらう努力がなされています。
具体的な活動内容については、園芸を中心としたレクリエーション、押し花と手芸を使った作品制作、さらにはヨガや健康和太鼓を取り入れた運動プログラムなど、幅広い取り組みが行われています。特に印象的なのは、令和元年から継続しているプロジェクトで、同事業所で育てた花を使って作成した押し花の日めくりカレンダーや、手作りのクリスマスリースが香川県内の医療機関に贈呈されていることです。
石神事業本部長は、「この賞は、利用者の皆さんの生きがいにも繋がっていると感じ、とても嬉しく思います。これからも、誰かの役に立ちたいという思いを形にしていきたいと思います」と、受賞に対する喜びを語りました。濱田市長も「おめでとうございます。受賞を機に、今後も活動を続けていってください」と期待の言葉を寄せました。
このように、地域とのつながりを大事にし、共生社会の実現に向けた取り組みが注目されています。デイサービスが行う多様な活動は、利用者にとっての生きがいだけでなく、地域社会とのつながりを深める重要な役割を果たしています。彼らの活動が今後も続くことに期待が寄せられます。