北大阪急行延伸、技術賞受賞
2024-07-10 17:16:53

北大阪急行線延伸工事、土木学会賞「技術賞」を受賞!高度な技術で安全・確実な施工を実現

北大阪急行線延伸工事、土木学会賞「技術賞」を受賞!高度な技術で安全・確実な施工を実現



北大阪急行電鉄の南北線を千里中央駅から北へ延伸し、「箕面船場阪大前駅」と「箕面萱野駅」の2駅を新設する延伸工事が完了し、2023年3月23日から営業を開始しました。この延伸工事における土木工事が、公益社団法人土木学会の「令和5年度土木学会賞」において「技術賞(Iグループ)」を受賞しました。

表彰式は6月14日に行われ、土木学会の田中茂義会長より表彰状と記念の盾が授与されました。

本工事は、地上建築物の直下におけるシールド掘進と不飽和地盤内残置土留め壁の撤去という、非常に難しい課題を抱えていました。しかし、これらの課題に対して、高度な技術を採用することで、安全かつ確実に施工することができた点が評価されました。

具体的には、シールドトンネルの掘進においては、土被りや建築物の荷重条件に合わせた高精度な管理が行われ、建築物への影響を最小限に抑えました。また、不飽和地盤内残置土留め壁の撤去には、懸濁型薬液と組み合わせた新しい凍結工法が用いられ、非開削工法による安全な施工を実現しました。

さらに、発注者、設計者、施工者、工事専門業者が一体となって施工チームを結成し、課題解決に取り組んだ点も高く評価されました。有識者による施工検討委員会からの助言や評価を得ることで、計画の精度向上も図られました。

今回の受賞は、北大阪急行電鉄が長年培ってきた技術力と、関係機関との緊密な連携による成果と言えるでしょう。今後も、安全で快適な鉄道ネットワークを提供することで、地域社会の発展に貢献していくことが期待されます。

土木学会賞について



土木学会賞は、土木工学または土木事業に関する著しい貢献をしたものに贈られる賞です。技術賞(Iグループ)は、インフラの設計や施工などの画期的な個別技術に対して授与される賞です。

受賞者



  • - 北大阪急行電鉄株式会社
  • - 阪急設計コンサルタント株式会社
  • - 熊谷組・フジタ・森組特定建設工事共同企業体

今後の展望



今回の受賞を励みに、北大阪急行電鉄は今後も技術革新を続け、安全で快適な鉄道サービスを提供することで、地域社会の発展に貢献していきます。


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