上皇の執刀医が届ける最新刊
2025年の上皇陛下の誕生日を控え、天野篤医師が著した書籍『血管と心臓こう守れば健康寿命はもっと延ばせる』が11月20日に出版されます。天野医師は上皇陛下の心臓手術を執刀した、日本でも有数の心臓血管外科医として知られています。彼は1万件以上の手術を手がけており、70歳を迎えた今でも活躍を続けています。
心臓の健康とそのサイン
この書籍では、心臓病や血管の健康を維持するための方法について、分かりやすく述べられています。心臓に痛みを感じることがあれば、それは生命に関わる重要なサインであることが強調されています。「急に胸が締めつけられる」ような痛みがあれば、狭心症や心筋梗塞の兆候かもしれません。これらの病気は、長い間の生活習慣が影響を与えるため、注意が必要です。
心筋梗塞は、血流が止まり心筋が壊死する病気で、一度おこると元には戻れません。心臓病は特に高齢者に多く、死亡につながるケースもありますが、そのリスクは生活習慣を見直すことで低減できると天野医師は考えています。
健康寿命を目指して
最新の統計によれば、日本人の平均寿命は81歳を超えていますが、健康な状態で生活できる「健康寿命」は72歳程度であることが明らかになっています。つまり、約10年もの間、何らかの制限を受けながら生活する方が多いのです。この差を縮め、健康な時間を増やすことが医療従事者としての使命だと天野医師は述べています。
心臓を守るための具体策
書籍では、心臓と血管を守るための日常的な習慣や、危険信号について詳しく解説されています。例えば、運動や栄養バランスの取れた食事が推奨されています。また、自分の身体のサインを見逃さないことが重要だと天野医師は強調しています。
健康寿命を延ばし、質の高い生活を送るためには、知識と意識を高めることが必要です。この新刊は、そうした情報を手に入れる貴重な一冊となるでしょう。ぜひ手に取って、自分自身の健康管理に役立ててください。
著者について
1955年に埼玉県で生まれた天野篤医師は、日本大学医学部を卒業後、心臓血管外科の専門分野でキャリアを積みました。2002年に順天堂大学医学部の教授に就任後、数多くの手術に携わり、上皇陛下の執刀で広く知られるようになりました。彼は「オフポンプ術」の権威でもあり、今なお多くの患者に寄り添っています。
書籍詳細
- - 書名: 血管と心臓こう守れば健康寿命はもっと延ばせる
- - 著者: 天野篤
- - 定価: 本体1800円(税別)
- - 発売日: 2025年11月20日
- - 判型等: 四六判/224ページ
- - ISBN: 978-4-06-540866-7
- - 発行: 講談社ビーシー/講談社
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