リユースの日を祝し、ジモティースポットの成果発表！ごみ削減量が前年の4倍に

ジモティースポット、リユースの可能性を広げる

8月8日は「リユースの日」。この日を記念して、株式会社ジモティーは官民連携で運営するリユース拠点「ジモティースポット」の2025年上半期の実績を発表しました。驚くべきことに、不要品のリユース量が約1,600トンに達し、前年同期比でなんと約4倍に急増しました！これまで地域住民から500,000点以上の品物が譲渡され、地域内での「譲りたい」と「欲しい」を繋ぐ取り組みが成り立っています。

実績の背景と拠点数の増加

2024年6月末には6店舗だったジモティースポットも、2025年6月末には19店舗に拡大。拠点数が増加したことが、リユース量の急増に寄与しています。上半期の1,600トンは、ごみ収集車で約800台に相当し、環境に優しいリユースの実現を示しています。これは、地域社会への経済的な負担軽減と環境負荷の低減という二重の成果を生み出しました。

リユースの人気カテゴリ

リユースされた品物は多様で、その中でも特に人気のカテゴリを見てみましょう。

1位：食器・生活雑貨

引っ越しや大掃除で手放されることが多い食器や生活雑貨。新生活をスタートさせる人たちにとって非常に魅力的で、未使用のまま保管されていた高デザイン性の商品が多くリユースされています。

2位：趣味・スポーツ・レジャー用品

キャンプ用品や楽器など、これから趣味を始めたい人々に人気。初期投資を抑えつつ趣味を楽しむ手段として、非常に利用されています。

3位：電化製品・厨房器具

正常に機能する電化製品も多くリユースされており、特に電子レンジや炊飯器などの小型家電が人気です。生活を便利にするために選ばれることが多いです。

4位：乳児用具・子ども遊具

使用期間が短い子ども関連のアイテムも高い需要があります。子育て世帯にとってはコスト削減の手段となり、次世代へ思い出の品を譲る感動的なストーリーを生み出します。

5位：家具

テーブルや椅子といった家具も多く取り扱われています。まだ使えるにもかかわらず、粗大ごみとして処分されがちな家具が新たな価値に生まれ変わっています。

今後の展望

ジモティーは、「地域の今を可視化して、人と人の未来をつなぐ」という理念のもと、この取り組みを続けていきます。2023年には全国で300店舗以上の出店を目指しており、リユースが利用者にとって「捨てる」行為と同じくらい身近な選択肢となるよう促進していく計画です。これにより、リユース文化が当たり前の社会となり、地域の生活がより豊かで持続可能になります。

ジモティースポットについて

ジモティースポットは、持ち込まれた不要品が地域コミュニティ内で循環できる仕組みを作っています。不要品を譲渡したい方は事前予約なしで手軽に持ち込むことができ、譲り受けたい方は地域情報サイトで情報を検索して引き取ることが可能です。自治体にとっても、リユース選択肢の拡充がごみ減量活動へとつながります。

このような活動を通じて、地域住民にとってリユースがもっと身近な選択肢となり、環境への配慮が育まれていくことでしょう。