2025年に開催される国際食品・飲料展「FOODEX JAPAN 2025」への参加を通じて、高校生が地域の市場の魅力を引き出す活動に取り組みました。本プロジェクトは、一般社団法人海と食文化フォーラムの「市場の学校プロジェクト」の一環であり、今後の食文化の発展と地域活性化を目的としています。
本プロジェクトでは、横浜市中央卸売市場において、学生たちが6つの仲卸業者の特徴や魅力を伝えるためのPRツールを作成しました。具体的には、チラシやPOPの制作を行い、来場者への配布を通じてそれぞれの店舗の個性をアピールしました。特に注目されたのは、英語版のチラシを用意したことです。これにより、海外からの訪問者にも効果的にアプローチすることができ、高校生が自ら進んで英語でコミュニケーションを図る姿が印象的でした。
ポップは、学生たちのアイデアが詰まった手作りのもので、各仲卸店の特徴と個々の個性を兼ね備えたユニークな装飾が施されています。その結果、ブース全体に温かみと活気が溢れる空間が生まれ、来場者の興味を引くことに成功しました。
ブースを訪れた店舗の関係者たちも、高校生たちの声かけや行動について評価し、昨年よりも取引の機会が増えたと語りました。特に若い世代がブースに加わることで、活気が生まれ、交流が促進されることから、彼らがまさに「売り場の応援団」としての役割を果たしている様子が伺えました。
参加した高校生たち自身も、この貴重な経験を通じて多くの学びを得ているようです。「大人のビジネスの世界を体験できた」「商品を見せる方法に工夫が必要だと感じた」といった声が聞かれる中、実地でのフィールドワークやプロフェッショナルとの交流が彼らの視野を広げ、次世代の市場への理解を深めることに繋がっています。
特に注目すべきは、グローバル化が進む現代にあたり、英語力の必要性を痛感したという意見です。多様な背景を持つ来場者に対して、効果的にアプローチするために、言語能力の向上が求められています。実際に接客や呼び込みを経験したことにより、商談がどのように成立するのか、ビジネスの実際を間近で体感した学生たちは、その意義を実感しています。
さて、これからこのプロジェクトに参加したい高校や学生、団体を募集中です。関心のある方は公式ホームページをチェックしてみてください。フィールドワークを通じての市場体験を通じて、未来の海と食文化を支える活躍を目指すアクションの輪に加わりましょう。
最後に、海と食文化に関心を持ち、活動に参加することで新しい可能性を広げていくことは、あなた自身の未来を切り開く一歩でもあります。是非ともこの機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。