障がい者の自立支援を目指すバーガーキングが泉南市に待望の新店舗オープン

バーガーキング新店舗オープンの背景

今年10月9日、障がい者の自立を支援する新たな店舗が、大阪府泉南市に位置するイオンモールりんくう泉南に開店します。この店舗は、社会福祉法人檸檬会が運営するもので、就労継続支援A型事業所としての役割を担っています。ここでは、障がいのある方が自立した働き方を実現できるように様々なサポートが提供されます。

檸檬会の取り組み

檸檬会は、障がい福祉事業において多岐にわたる支援を行っています。具体的には、児童発達支援や就労支援、グループホーム運営などを通じて、障がいのある方が“学び、働き、暮らす”環境を整えることに力を入れています。2022年より、バーガーキングのフランチャイズとして店舗を展開し、従業員の雇用を創出してきました。

今回のイオンモールりんくう泉南店は、同法人が運営する4店舗目のバーガーキングです。ここでは、障がいのある方もない方も、共に働ける職場環境が整備され、全ての人が活躍できる舞台を提供します。

店舗の詳細

- 店舗名: バーガーキングイオンモールりんくう泉南店
- 住所: 大阪府泉南市りんくう南浜3-12
- 営業時間: 11時～22時（最終注文は21:30）
- 定員: 18歳以上の就労継続支援A型事業所利用者20名
- WEBサイト: 檸檬会公式サイト

この店舗の運営では、障がい者が最低賃金以上の収入を得られるよう、雇用契約を結んでいくことが重視されています。また、必要なサポートや環境を整え、働くための条件を成立させています。これにより、長期的に安定して働けることを目指します。

社会課題とその解決策

障がい者雇用は、まだまだ多くの課題を抱えています。賃金の低さ、勤務条件の不備、障がいへの理解不足などが主な問題として指摘されています。2018年の調査によると、就労困難者として位置付けられる障がい者は1500万人に上ります。

このような背景から、檸檬会は自らの取り組みを通じて、障がい者の雇用問題の解消に向けた活動を続けています。具体的には、フランチャイズの店舗運営を通じて、安定した仕事環境を確保し、個々の能力に見合った業務を提供していきます。

社会福祉法人檸檬会の展望

檸檬会は、教育と福祉の　相互補完的な施設「ソーシャルインクルージョンヴィレッジ」の設立を目指し、2023年には奈良県に新たな施設をオープンするなど、社会に新しい価値をもたらす試みを行っています。現在、12都府県で91施設、計110サービスを運営し、障がい者とその家族が地域社会で共に活き活きと生活できる社会の実現に向けて活動しています。