「新たな痛み改善法!認知行動療法を基にした読書療法の魅力」
慢性的な肩こりや首の痛みに悩んでいた辛坊多恵子さんは、痛み止めも効かない中で多様な治療法を試しましたが、状況は一向に改善しませんでした。病院、整体、鍼灸、接骨院、カイロプラクティックと数多くのクリニックを巡っても、彼女の首と肩の痛みは消え去ることがなかったのです。さらに悪化し続ける中、彼女が最後に訪れたのが「鍼灸・学び場 空」という治療院でした。
この治療院では、痛みを理解するための「学び」が重視されています。辛坊さんは、慢性的な痛みについて学ぶうちに、痛みを軽減する新たな視点を持つことができ始めました。その結果、彼女は痛みとの向き合い方がまったく変わりました。
痛みとの新たな向き合い方
本書では、痛みのメカニズムやそれに伴う心理的要因についての理解が促されます。これにより、どのように痛みをコントロールしていくのか、その方法が自然と見えてくるのです。特に推薦されるのは以下のような方々です。
• 慢性的な痛みを持つ本人やその家族の方
痛みの背後にあるメカニズムを知ることで、何を行うべきかの道筋が見えてくるでしょう。
• 医療や心理、福祉の現場に関わる方
慢性痛は医療現場でも重要なテーマです。急性痛と慢性痛の違いを理解することで、支援者としての立場を強化できます。患者一人ひとりの理解を促すことで、支援がよりスムーズになるでしょう。
• 健康経営を進めたい企業の方
慢性痛による状態は、欠勤だけでなく出勤後のパフォーマンスにも影響します。メンタルヘルスにをも考慮したこの本は、企業の生産性向上に直結します。
認知行動療法の新しい形
本書は、痛みの迷路に囚われていた主人公の成長物語を通じて、リフレーミングという認知行動療法の手法を体験させてくれます。痛みを心理的に再構成することにより、改善への道が開かれます。
著者・監修者の紹介
著者の伊藤かよこさんは、鍼灸師かつ心理療法家であり、自身も慢性痛に悩んだ経験を活かし、痛みについての理解を促進しています。これまでにも多くの著作を通じて、痛みの本質を探り続けています。
監修者の北原雅樹さんは、横浜市立大学附属市民総合医療センターのペインクリニックの部長で、国内における慢性疼痛治療の第一人者です。これまでの実績を元に、本書が痛みの理解を助ける一助に与えることでしょう。
書籍情報
『痛みの迷路を抜け出したい!』は、2025年11月25日に発売予定で、定価は1,760円(税込)です。この一冊を手に取ることで、痛みとの向き合い方は確実に変わるかもしれません。読書療法の新たな可能性を体験してみてはいかがでしょうか。